作品タイトル「鬼王丸」よろしくお願いいたします。
こんにちは。感想を書かせてください。 とても主人公の孤独が伝わってくるお話でした。最後の一文が悲しすぎます。そう望んでしまうのも、無理ないことかもしれませんが、出来るなら小さくても良いので幸福を見つけて欲しいです。 盲僧との出会いによって、何かが変わるのかとも思いましたが、それほどまでに深い闇の持ち主なのですね。 素敵な作品をありがとうございました。 それでは、失礼します。
こんにちは。今後もし彼が幸せ見つけるとしたら、死の間際なのだと思います。間際にふと盲僧の事を思い出して、不思議な心地を抱いて、これが後悔という気持ちなのかと理解する事が、きっと彼が見出す幸福なんだろうと思います。感想ありがとうございました!
初めまして、矢崎真名(やさきまな)という一参加者です。下手な感想ですが、書かせていただきます。最初に読み終わったときの第一印象はひたすらただ、この主人公、ろくな死に方しないなでした。環境だったり、考え方だったり、色々あるのかもしれない、あったのだろうけれど、差しのべられた手を取れないのは、哀しいなと思ってしまったのです。たった一つでも、彼が温もりを知ってくれれば、とも思うのですが、今のラストだと、ひたすらその結論しかないな、と。けれど話の中であれ、現実であれ、そういうことだってあるんだとしみじみ感じました。バッドエンドを書いたことがないわけでもないですが、どちらかといえばハッピーエンドの方が好きなので、余計にしみます。この月夜というテーマだからこそ浮き上がる話が見事でした。えらそうな言い方になってしまいましたが、読めてよかったです。
こんにちは。おっしゃる通り、きっと彼はろくな死に方をしないと思います。とっ捕まって刑に処されるか、金も食料も得られずのたれ死ぬか、きっとそんな死に方。そして迎える死の間際に、唯一優しくしてくれた盲僧を思い出して、その時初めて哀しいの意味を知るんだと思います。感想ありがとうございました!
遅くなりましたが、「鬼王丸」を読ませていただきました。うっかりすると読み落としそうになるのですが、主人公の鬼王丸って、まだ十五歳なんですね。そんな少年が、いくら生きるためとはいえ、盗みを働き、人まで殺す。人の温もりを知らぬ、その苛烈なまでの修羅道に彼の生い立ち、育ちの不幸が、まるで拭えぬ血のように染みついていて、とても圧倒されます。乱筆・乱文、失礼しました。また素敵な作品を期待しております。
こんにちは。彼の生い立ちや育ちを読み取って頂けて、嬉しい限りです。鬼王丸がしてきた事はつらい生い立ちを抱えているから、と許される行為ではありませんし、いずれ自身に返ってくるのだと私は考えています。そしてその時に、彼は安堵を感じたりするのだろうなあとも考えています。感想ありがとうございました!
はじめまして、刻葉 翼と申します。「鬼王丸」、読ませていただきました。読み終わって思ったのは、「切ないな」という事でした。深い闇に囚われて、そこから抜け出せない心。純粋だからこそ、堕ちて行く、というか。特に、最後の願いの部分で、切なさを強く感じました。月の光は全てを照らすようで、その実、闇をより濃くする。盲僧とのやり取りとその結末にそんな印象を受けました。あと、読んでいて思ったんですが、情景の色彩がはっきり見えるなぁ、と。上手く言い表せないんですけど、全体的にモノトーンなんだけど、個々の持つ色彩、存在感がはっきり見えるような気がしました。なんともまとまりありませんが、以上、感想とさせていただきます。
はじめまして、こんにちは。 切なさややるせなさ、この話ではそういったものを書きたいと思っていましたので、「切ない」という気持ちを抱いて頂けてとても嬉しいです。それに月下と闇との対比も意図的にしておりましたので、そう言って頂けて嬉しい限りです。感想ありがとうございました!