観念の王国 掲示板
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1506/ 美麗 院政期の絵画(奈良国立博物館)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/10/01(Mon) 20:27:48

    ずうっと雨。ぱらつく中で、木陰に身を寄せる鹿もいるが大多数はむしゃむしゃムシャムシャ…、食べてる。雨に濡れる芝草は生き生きとおいしそうだ。
    最終日とはいえその雨のせいかかなり閑散としている。
    がいきなりどぉーん、どぉーんと大きな各種仏さんの画が。
    すごい。
    観入る。
    精細にして決まる構図と迫力。
    時節柄、密教系の画が多い気がするが、時はすでに中世前夜、五大力菩薩像にはじまって、孔雀明王に馬頭観音、不動明王に大威徳明王、毘沙門天に訶梨帝母さん、普賢菩薩に星曼茶羅、と爛熟、の季節。
    それだけ、篤い信仰が、真摯な祈りが、あったのだろう。
    それに応える仏教絵画が、名品揃いでないわけがない。

    次室は一転、文字中心のお経に若干の説話。とはいえ挿絵もすごい。何より平家納経、こんなに空いた場で観る機会があるとは。しかし各巻、えらいバラつき。正面にあったのがお経部分の装飾も含め荘厳にお金かかってた。これもやっぱり救いを求める一形態か。

    絵巻物は、かの後白河法皇も鎮座(絵だが)する中、伴大納言絵巻のあの燃えてる場面! もすごいが印象に残っているのは地獄草紙の類い。残虐なまでの描写に、これほど深い闇のその深さが信仰の裏側に必要であった、その時代を考える。疾病、不安、…。古今集やら(最古の写本?)もあったんだけど。(飄々としてた)

    白描(じゃないのもかなりあった)は、色指定も浮世絵みたい(逆だが)。どれもプロポーションが手抜き。

    藤末鎌初(という語ははじめてきいたが)は、付け足しの感。

    外に出て、雨垂れを眺める。鹿、静か。


    いつものラーメン屋を探すが、…軟弱なオムレツ屋? オムライス屋? に変わってる! しかたないので、トンカツ屋へ。中国人だか、韓国人だかも。それにしてもいつの間にやら増えたなぁ。先日の東京もそんな人らばかりで、日本なのに日本人はどこ行ってるのか? と思った。
    ロースカツはふかふか、で柔らかく、店はさすが奈良の余裕、京都なら絶対三列にしてるところをテーブル二列で広々、お盆まで大きい丸盆(ちょっと欠け)で、壷もごろごろと置いてあって、ゆったり。




1507/ Exquisite: Paintings of 11th-13th Centuries (Nara National Museum)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/10/01(Mon) 21:14:16



1502/ GOODBYE BABYLON (JOLLY ROGER)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/09/08(Sat) 16:20:09

    FM STATION の表紙の絵の 20余年後のように、アンニュイで明るく、ジャズ? ロック? 歌謡曲? な曲調に、あの小柳淳子が明確にこのプロジェクト向けの声と唄いかたで、ちょっと驚く。
    逆に、この CD を聴いて彼女の live へ出掛けたら、腰を抜かすに違いない。
    つまりこれは、あくまでも "J-AOR を開拓するソングライター G-TALK" なる人物(ジャケット裏にそう書いてある)のプロジェクトである。ちょっと肩透かし。
    でもこういうのが amazon.co.jp で買えるようになったんだなぁ。




1503/ GOODBYE BABYLON (JOLLY ROGER)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/09/08(Sat) 16:20:44



1500/ 西洋の青(神戸市立博物館)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/09/04(Tue) 06:45:32

    空の青、
    海の青に、
    ファッションの青。
    ミズクサや群青、藍の色の方が個人的には好みだけれど(浅葱色なんて最高)、
    これも時代の流れ、確かにプルシアンブルーの、一種人工的なまでに鮮やかな、透明感のある青は目を引く。
    実際に高価で貴重品だったのだろう、蘭画の、米粒みたいな外国人の服や、平賀源内の描く外国人女性(あまりうまく…)の襟など、面積は要らずしかしポイントとなる部分に使っている。あとは花の実とか。

    それが大胆に全面にこれでもかーと使いはじめるのは、…北斎、またあんたか!
    金があるのか無茶苦茶なのか(たぶん後者)、
    冨嶽三十六景の大胆さは色と材料にも支えられていたのかー。
    まぁ、凄い人だ。
    こうして時代の車輪は廻っていく。

    外に出て、
    向かいに渡って眺めて、
    そういえば、と思って反対側に歩いてみる。
    海岸通りに海岸はない、が近くに…、あぁ船、見覚えのある風景。
    入っていいのか微妙に迷いながら、少し歩いてみる。

    日差し。
    海。
    空。
    船。
    fish dance の煌めき。
    カモメ。

    風。


    http://windswept.lifeshot.jp/photos/albums/1188765353/




1501/ Western Blue - A Tour of Prussian Blue (Kobe City Museum)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/09/04(Tue) 06:46:07



1497/ 幻の女(ウイリアム・アイリッシュ著、稲葉明雄訳)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/30(Thu) 22:19:23

    象徴の帽子、
    の後ろ姿の女、
    の頬杖つくさま、
    の白に大小の黒い水玉のワンピース。
    表紙の写真、と斜めに青い『幻の女』の文字が、私を捉えて離さない。

    アヴァントゥールと友情の、
    裂け目はとても、大きい。

    あまりにもじりじりと、
    鮮やかに、
    身にひりひりと迫り、
    徹底して、
    何度も、
    何度も何度も騙され、
    推測し、
    外れ、
    その鮮やかさに、
    しっぽを、
    掴んだと思ったらするりと、
    一ブロック先の角をしっぽが、
    サスペンスである。

    最終章のえっ? には戸惑うが、もはやそこは関係がない。


    最後に気づく。
    帯を外して確認すると、

    "photo=SARAH MOON"

    なるほど。
    深く、納得する。
    これは、
    出会うことが決まっていた、
    小説だった。




1498/ PHANTOM LADY (by William Irish)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/30(Thu) 22:20:06



1495/ 水のすがた(逸翁美術館)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/27(Mon) 06:40:32

    涼し気なタイトルに魅かれて。同じように思った人が多いのか、単に最終日だからか、かなり混んでる。

    トイレに先に寄ったので、そのまま別館のほうを先に観る。八橋がたくさん。住吉も。こうして観ると、いろんな表現があってなんだか、愉しい。

    頭に戻って。いゃぁ、俳句に和歌、うたではじめるとは風流な。
    …でも、書を観ながら、思い浮かべ、但し書きを読んだり、…いいなぁ。

    応挙の嵐山を横目に、木階段を上がる。
    鵜が泳いでたり、亀がいたり、月を抱く水や、水面の下に佇む鯉や。
    闇夜に舟で漁? をしてる蕉村の絵の、そのコントラストにクラクラ。

    水文や波文などの器、洋もののガラス、蟹もいたけど抽象化された意匠もまた。

    暑かったけど意を決し、庭へ。久し振りに出る気がする。トントントン、と奥へ。東屋?(でもないか畳の和室あるし)の縁側でほっとひといき。水鉢をぼぉっと。木々、から空を見上げる。蝉の声。

    蚊に食われながら俗世に戻り、てくてく下る。




1496/ Figures of Water (Itsuo Art Museum)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/27(Mon) 06:41:10



1493/ 巨匠と出会う名画展(兵庫県立美術館)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/26(Sun) 18:24:17

    ベタすぎる題名だけど、川村記念美からなので。

    レンブラントにはじまり、モネにピサロにルノワール、マティスにピカソ、…とまぁ何でもありだ。単なる金持ちではない、+αの筋のよさは若干、でも関西で観られるのだから。
    ピカソが珍しくエッジの立ったカッコいい作品だったのと、シャガールがデカかったのと、藤田嗣治とキスリングが意外なほど近かったのと、マン・レイの写真じゃない作品ってひょっとして初めてかも、とかジョゼフ・コーネル久しぶりー、とかけっこういろいろあった。
    で、最後の小室、いきなり暗くなり、何かと思ったら日本絵画。

    長谷川等伯の "烏鷺図"、気迫のこもった熟達の技。
    激しく、ほとばしる黒と、白。
    ガツンと、目の覚める思いを味わう。

    ジリジリした暑さと、川面を流れる優しい風に、ただその気を感じて。


    http://windswept.lifeshot.jp/photos/albums/1187280041/




1494/ Masterpieces from the Kawamura Memorial Museum of Art (Hyogo Prefectural Museum of Art)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/26(Sun) 18:24:57



1491/ STAND BY ME (THE BRILLIANT GREEN)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/26(Sun) 17:40:15

    少し、薄い。
    肩の力、抜けた。
    大人になるとは、そういうことかも。

    Long time, no see.
    But the message has got to be direct, so the perfume is lingering around.




1492/ STAND BY ME (THE BRILLIANT GREEN)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/26(Sun) 17:40:57



1489/ 大正シック展(尼崎市総合文化センター美術ホール)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/26(Sun) 10:33:11

    "大正シック" ということばは初めてきいたが、やはり造語なのだろう。

    それにしても阪神尼崎、ひょっとして初めて? 降りたけど、上がったり下りたりヘンな再開発でわかりにくい。ここも震災あと? 人工感がここまであふれると気持ち悪い。で、違う建物から上がったり下りたり渡り通路? を歩いたり結果的にえらく遠廻りしてやっと辿り着く。

    何だか出町柳の思文閣を思わす雰囲気。人、少ない。

    きいたことがない、どうやら無名の画家の作品が続く。
    ホノルル美、それほど異国趣味、というほどではなく、むしろ当時の日常に近いところを蒐集しようとしている気がする。
    大正、である。
    そして昭和初期まで。

    やがて著名な画家たちの作品も出てくる。有名処はやはりうまい。
    …が清方は……その、晩年の小品化したころの作品(団扇?)なので…

    北野恒富の冥途の飛脚からの一場面は、もはや画面のサイズなんて無視してあふれ出す妖艶さにクラクラ! さすがである。

    着物やら、暖炉やら、器やら、もう何の意図かわからない春(夏?)秋(冬?)模様小テーブルやら、想定通りに(しかし想定以上に不思議なものも)出てくる。
    ちょっと薄暗い、なぞな空間。




1490/ TAISHO CHIC (Amagasaki Cultural Center)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/26(Sun) 10:34:05

    There are paintings, clothes, housewares and so on in Taisho Period, from Honolulu.
    The work of KITANO Tsunetomi is great.




1487/ (王民)平焼(兵庫陶芸美術館)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/20(Mon) 02:05:38

    ( "ミン" は "王" 偏に旁は "民")
    暑い夏。前もこんな時期だった気がする。
    しかしここは街なかとは違い、自然な、ちゃんと土と草と木があったまって醸し出す、健康的な暑さ。
    …バスがない。てっきり JR と連動しているものとばかり思っていたが、しかたないのでタクで。気持ち快い。…が、2000円弱、、そうかガラガラだし走りやすくて早いけど距離は相当あるんだ。。
    早々にめげながらも陶芸美へ。

    …なるほど、京焼ベースに、ある意味節操なくいろいろな技法を採り入れたのか。
    それにしても、こじんまりと繊細に華やか、が伸び伸びとさばけていて、京焼な部分と、海を隔てた淡路島なことと、各種技法との混交が面白い。
    どうみても磁器な厚さだったり、何の因果でこんな、と思う藤製風な器やら、何で南部鉄瓶やねん! と突っ込みを入れたくなる代物やら、中国の三彩やら秋草やら魚のつがいやら、何でもありだ。あり過ぎ。
    しかし驕りたかぶらず実直でいい人そうな作品にみえるのは、土地柄かほんとにいい人ばかりが造ってたのか。愉しくも見惚れてしまう。
    ちょっと加賀藩? とか鍋島? とかも少し彷彿と。時代的には江戸後期(19世紀)にあたる。
    さらに、明治に入ってからは博覧会をはじめ海外ヘも進出し、また技術を用いてタイル業へも転身していく。まさに殖産興業、明治である。

    最初の喫茶店ではサンドイッチがなくなり、限定でカレーになっていた。でも、やっぱり手作りの温かみがあっておいしい。

    レストランの横のテラスから眺めると、ほんとに大きな山、二つ。

    帰りはバスで。JRは、またも千円札が券売機で詰まり、電車ギリギリ。

    リ、フレッシュ。


    http://windswept.lifeshot.jp/photos/albums/1187529204/




1488/ MIMPEI (The Museum of Ceramic Art, Hyogo)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/20(Mon) 02:06:38



1485/ アインシュタイン LOVE(大丸梅田)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/14(Tue) 07:48:02

    一歩入ってわかった。そうだ、彼、ユダヤ人だった。
    で、大丸にしては珍しく、催し物系パネル展示。そしていきなり、来日時の(来日なんてしてたんですね)興奮を伝える記事、足跡、から始まる。
    でも何より私が興奮したのは、かの有名な "E=mc2" の、直筆原稿の実物がそこに!流れはわからないけど最初の一葉には "1/2mv2" とか高校(中学?)の物理の教科書に載ってるようなことからはじめてるようなのに、ほんの 3枚目くらいで "E=mc2"! やっぱりすごいよ。
    それと、ノーベル賞のメダルの実物もあった。このあたりはエルサレムヘブライ大学が主催者の一つに、そしてイスラエル大使館が後援者の一つに入っているだけのことはある。
    他に、アインシュタインへ宛てた日本の子供達の手紙の中に、「写真を見ましたが、散髪した方がいいと思います」との内容の英文のがあったこと。うん、貴方は正しいよ。
    彼の声の録音が流れていたり、例の原爆絡みの一連の発言や湯川秀樹氏の奥様のインタビュー映像や、フロイトとの手紙のやりとりや、なんだかさすが一次、二次資料がそのままそこにある、んだけど雑然と素人っぽい展示。(実際素人中心なんだと思う。それか、イスラエル仕様?)
    そうだ、何だか文化祭の展示っぽい。




1486/ Einstein's Loves and his Encounters(Daimaru, Umeda)
・投稿者/ windswept
・投稿日/ 2007/08/14(Tue) 07:49:22



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