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前スレから、猫まんこさんとJosefさんの以下のやりとりを転載。
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【猫】
あの、全くの門外漢としての疑問なのですが、「内藤=三流チャンピオン」なのはその通りとして、「一流チャンピオン」とは誰でしょう?今現在、日本に複数いる「世界チャンピオン」は何流なのでしょうか?というか、日本人の「世界チャンピオン」て、デラホーヤやタイソンなんかと同じ「世界チャンピオン」なのでしょうか。
私にはとてもそうは思えません。それはマーケットの成熟度だとかシステムだとか、まあ色々あるのでしょうが、素朴にそう感じてる人が多いのではないでしょうか。正直、プロレスに例えれば、WWEの「世界チャンピオン」と埼玉プロレスの「世界チャンピオン」くらいに違うのでは。
まず「世界チャンピオン」といいながら、その「世界」がまったく「見えない」。旧ソ連勢とアメリカ人が激しく争うヘビー級なんかはその「世界」は解り易いです。また、オリンピックなんかで世界中の選手と争って金メダルを取って、その後プロになって、チャンピオン・・・・というコースも理解しやすい。
しかし、それらに比べて日本は????・・・・・こういう「システム」からいくら「世界チャンピオン」が生まれても、その権威自体、怪しいし、それじゃ衰退するのも無理ないし、世界戦でも、ギャラがデラホーヤの何十分の一にしかならないだろうし、だからこそ、貧すれば窮すで、亀みたいな大阪のチンピラ一家が沸いてきても「業界の救世主だ!」と騒いで、その一挙一動に業界が振り回されるのでしょう。
【Jo】
このあたり、すべて、おっしゃる通りだと思います。
現行「日本人世界チャンピオン」は、仮にアマチュアの中に入ってやったとしてもオリンピックに出られるかどうか、という程度。ちなみに前回アテネ・オリンピックにボクシングで出場を果たした日本人は全階級を通じてたった一人、しかも代表選手の故障による補欠出場で、本来ならゼロでした。けっこう厳しいんですよ。
だから亀田家の三男坊がオリンピックを目指すという話を聞いた時、私はすごく期待したんです。本当にオリンピックに出て、メダルでも取るような拳闘ができれば、その後プロに入っても日本人ボクサーとしては稀な「実力」あるボクサーとして世界を目指せるであろうと。言い換えると、本物の日本人世界チャンピオンをこの目で見られる可能性があると。
ところがオリンピックの話はすぐに立ち消えになった。ガッカリです。親父さんはいろいろ言ってたようだけど、たぶんそんな力はなかったというのが真相でしょう。
【猫】
そういえば、何かの世界大会で日本人が銅メダルを獲ったらしいでしね。
これなんかJosefさん的にはどうなんでしょうか?
と言っても、こんな事はテレビで放送される事はなく、相変わらず亀田がどうした・こうした、な訳ですが。
これはメジャーリーグの報道なんかもそうで、『松井やイチローとその仲間(あるいはその敵)』といった感じのまま。一体野茂が行ってから何年たてば理解できるんだ?という。
これは、もう、日本人にとって【世界】なんかどうでもいい!って事なんでしょうね。アメリカ人もこれは似たようなものだろうけど。
若者にはやりの文学なんかも一緒でケータイ小説のような、自分とその同一視できる半径5メートルの日常以外は興味なし。映画もそういう原作でないとダメ。という自閉的な文化つか、結局、世界観を獲得出来なかった文化、と思います。
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