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国会に提出された財務省の森友文書は本物だったのか偽物だったのか。
問題は単純ですが、本物か偽物かで結果が全然違うから、目が離せなくなってきました。
簡単にいうとこういうこと。
1.昨年、森友学園への土地貸借・売買に関する決裁文書のコピーが国会に開示された。これを「原本」とする。
2.ところが先日、上記の「原本」とは内容の異なる「原・原本」の存在を確認したというスクープ記事を朝日新聞がトップで掲載した。
朝日新聞によれば「原本」も「原・原本」も、同じ決裁印、同じ決裁番号、同じ日付が記されているため、一つしかないはずの決裁書類が二つあるという奇怪な事態となっている。国会に提出された「原本」なるものは、佐川理財局長(当時)の国会答弁に沿う内容となっており、もともとの「原・原本」を改竄した疑いがある。これが朝日報道の内容。
当然、野党は「原・原本」が本当に存在するのかと追及。
財務省は「そんなことありえない、事実無根」と普通なら答えそうなところ、「調査に時間がかかるから〜」「書類は地検にあるから〜」などと言って逃げるもんだから、「これは怪しいぞ」となってきたのがここ数日。
しかし今日、財務省は「コピーが見つかったから明日出します」と言ったので、そのコピーの内容が注目――これが現段階。
おそらく明日提出されるコピーは、昨年国会に提出された「原本」と同じものでしょう。その場合、謎の「原・原本」が存在する、と言った朝日新聞は、その存在を明示しなければなりません。
もし明示できなければ、誤報によって国会を混乱させた朝日新聞は万死に値します。逆に「原・原本」があることがはっきりすれば、財務省は国会に偽造文書を提出した可能性が出てきて、大問題に発展します。
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