窓の外のざわめきが段々はっきりしてくる。
窓から差し込む太陽は昼間の明るさだった。
「まだ寝ているの?」
返事も待たずにドアが開き、入ってきたのは・・・
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ある日の日常 10/12/23(木) 18:06
  所持していた物 11/1/3(月) 14:46
  昨日 11/1/3(月) 15:54
   何かがおかしい。 blitz 11/1/5(水) 2:53
   12滅世 11/1/6(木) 18:42
   「……俺にも分からん」 blitz 11/1/7(金) 3:02
   「・・・・。」 11/3/25(金) 14:41
   「?何持ってんの幸太?」 11/3/25(金) 15:13
   いつもと変わらない俺の身体だった。 11/3/25(金) 15:17
   本来俺にはないはずの双球だった。 11/3/25(金) 15:27
   雫の方を見てみると 11/3/31(木) 16:49
  Re:目覚めた能力 12/7/28(土) 0:26

ある日の日常
   - 10/12/23(木) 18:06 -

引用なし
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   幼馴染の雫だった。
「おい雫!勝手に入ってくんなって何回言ったらわかんだよ!」
「いいじゃん別に〜、それにいっつも寝坊ばっかりする幸太が悪いんだよ〜!」
「ったく・・。」
俺らは、いつもと同じような会話を繰り広げていた。
「(あっ、そういえば・・・)」
そこで俺はあることを思い出した。

所持していた物
   - 11/1/3(月) 14:46 -

引用なし
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   それは、この『部分入れ替え銃』を所持していることだ!
なぜ、こんな明らかにうさんくさい物をこの俺が所持しているのかというと。
それは、15時間ほど前にさかのぼる。

昨日
   - 11/1/3(月) 15:54 -

引用なし
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   俺は、いつの通り雫に見つからないように帰りじたくをしていると意外な人物が話しかけてきた。
「こんにちは、幸太君。」
「ん?あぁ、零香か。」
話しかけてきたのはクラス委員長でもある紺道 零香だ。
長い髪を上の方で2つに縛っているのとお嬢様口調なのが特徴だ。
体系はというと良く言えばスレンダー美人悪く言えば貧乳といったところだ。
なにやらおかしな発明を日夜作っているとかいう噂まである。
「今なにか、わたくしに失礼な事を思っていませんでしたか?」
「いっいや、別に・・。」
「まぁ、いいですわ。ではわたくしに付いて来てくださる?」
「はぁ・・。まっいっか。」
「では、行きましょう。」
零香に付いて歩いて行くこと数分、辿り付いたのはとある一室だった。
「さぁ、中に入ってください。」
招かれるまま中に入ると扉の近くにいた零香はそっと鍵をかけた。
「?なんで鍵なんてかけんだ?」
「それは、秘密ですわ。そんな事よりもわたくしが作りだしたこの『部分入れ替え銃』の試し撃ちを始めましょう!」
「(まさか、あの噂はほんとだったのかよ・・!)てかなんだよそのネーミング!」
「悪かったですわね!とにかく貴方にはこの実験に協力していただきます!」
そして―

何かがおかしい。
 blitz  - 11/1/5(水) 2:53 -

引用なし
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   いくらなんでも突然すぎる。紺道零香と言えば、強情なことで有名だけどここまで大胆な人じゃなかったはずだ。
それこそ、俺みたいなさえない奴を実験に誘うなんて有り得ない位に。
どうにも腑に落ちない俺は、目の前にいる彼女に疑問を投げかけた。

「なあ、あんた紺道 零香じゃないだろ?」
「……? どうして、そう思うのかしら?」

一瞬、ピクリとゆらいだ彼女の左目を俺は見逃さなかった。この動作には見覚えがある。だが……そんなまさか……

「お前、もしかして……健、介なのか?」
「あーはいはい。ご名答。まさかこうも簡単に見破られるとはねぇ……。
正真正銘、一週間前に消えちまった尾崎健介(オザキケンスケ)ですよっと」

信じられなかった。目の前に居るのは紺道零香ではなく、健介だって!?

「あー、聞きたい事は山ほどあると思うんだが後にしてくれ。まずはコイツをお前に預けておきたい」

と言って、何やら装飾の派手な、俺には見覚えのないものを投げてきた。
これは、銃、か? なんでこんなものを、コイツが。

「そいつは部分入れ替え銃って言って、打ち抜いた人物とお互いの何かを入れ替えることが出来る便利な代物だ。 俺が紺道零香としてここに居るのもそいつのおかげなんだぜ」
「入れ替える……? どういうことだ? 詳しく教えてくれ」

やれやれ、と彼女には似つかわしくないポーズを取りながら答える。

「じゃあ具体例を話そう。俺とコイツ、紺道零香はいったい何を入れ替えたと思う?」
「お前が何を入れ替えたか、か」

何だろう。部分っていうからには何かの一部なんだろうけど。
肉体? いや、これじゃあ一部とは言えないな。……うーん。

「分からないな。いったい何を入れ替えたって言うんだ?」
「ふっふっふ〜。それはだな――」

 12滅世  - 11/1/6(木) 18:42 -

引用なし
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   「なんだよそれ・・・」
「見て分からないか?喋り方以外、本人のママだろ?」

たしかにそうだ
だが俺は

「……俺にも分からん」
 blitz  - 11/1/7(金) 3:02 -

引用なし
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   「分からないって、どういうことだよ!」

予想外の返答に思わず声を荒げてしまう。そんな俺を制止するように健介が手を俺の口にかざす。

「まぁ落ち着けって。少なくとも、肉体とか、顔とかそんなんじゃないのは分かってるんだからさ」
「落ち着けねーよ。……つーかそんなもん見たら分かるわ! 紺道の身体にお前の顔が付いてるなんて考えたくもねえ。バケモノだ、バケモノ」
「うわ、それ傷つくわー」

と、言いながらもくっくっと楽しそうに笑う健介。
目の前に居るのはどうみても委員長の紺道なのに、俺には健介の姿が重なって見える。
――もう、戻ってこないと思っていた。俺の、親友。

笑い終えると、いつしか感傷に浸っていた俺を尻目に話を戻す健介。

「……確かにお前が言うように、入れ替わったのは物質じゃないだろうな。精神だとか、記憶だとか、そんなところだろ」
「そうなんだろうな。それぐらいでなきゃこの状況を出来ないし」

ふと、ここで俺は思い立った。
――本物の紺道零香は何処に行ったのだろう、と。

「なぁ健介」
「何だ? エロ本の隠し場所以外なら教えるぜ?」

相変わらずのスケベ心だが、今はそんなこと聞いちゃいない。

「本物の……紺道零香は、どうしたんだ?」

途端、場の空気が一変する。
空気の流れがせき止められたかのように消える。凍るような冷気が俺の頬をなでる。
さっきまでの憩いの場はもう無い。
有るのは、静寂。それを刈り取るように健介は口を開く。

「あぁ、アイツなら――」

「・・・・。」
   - 11/3/25(金) 14:41 -

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   「ん?どうした?まさか、知らないのか?」
「・・まぁな。俺も自分の身に起きたことを理解すんのとかに色々あったしな。」
「そうなのか・・。」
確かにいきなり良く知らない、しかも性別まで違う誰かになっていたら誰でも驚くよな。
「おいおい、そんな深刻そうな顔すんなって!そおだ、お前もこれで遊んでみたらどうだ?」
と言いながら零香(健介)は手に持っていた銃を俺に渡した。
「えっ!?ちょ・・。」
「おっと、もうこんな時間だ。俺は帰るとするか、じゃぁな!」
「おっおい!待てって!」
俺の言葉も聞かず零香(健介)は走り去ってしまった。
「どうすりゃいいんだよ・・。」

ということがあり、今にいたる。

「?何持ってんの幸太?」
   - 11/3/25(金) 15:13 -

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   「いっいやなんも持ってなんかねぇよ。」
「怪しい!今後ろに隠したもの見せてよ〜!」
「だからなんも隠してねぇって!」
と雫と軽くごたごた取っ組み合いをしていると
「(カチッ)」
という音が聞こえ俺達の身体に軽く電流が流れた。
「いたた〜。何今のビリっとしたよ!?」
たぶん今のごたごたの最中に銃が暴発でもしたのだろう。
となると俺と雫のどこかが入れ替わったということになる。
しかし、さっきから聞こえてくる雫の声は雫のままだったそうなると入れ替わったのは体ではない。そう思い俺は自分の身体を観察しようとした。
そして、視界に入ってきたものはー

いつもと変わらない俺の身体だった。
   - 11/3/25(金) 15:17 -

引用なし
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   おかしい、故障か?それともあれはただのおもちゃだったのか?
とか思いながら雫の方を見た俺は固まった。
なんとそこにいた雫の姿はー

本来俺にはないはずの双球だった。
   - 11/3/25(金) 15:27 -

引用なし
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   「なっなに!?」
「大変だよ幸太〜!僕の、僕の胸がなくなっちゃった!!」

雫の方を見てみると
   - 11/3/31(木) 16:49 -

引用なし
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   そこには顔や髪形は雫なのだが、その下に繋がっているパーツは普段の雫とはまったく違う雫がいた。

Re:目覚めた能力
   - 12/7/28(土) 0:26 -

引用なし
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   今日は雫と二人で出掛ける約束をしていたのだった!!俺はしまったという顔のまま雫の方を見た。

「やっと思い出した?遅いよ幸太〜!」

「わっわりぃ…。こんな時間だけど、どっか行くか?」

「う〜んそれもいいんだけど〜!幸太、ぼく不思議な力が使えるようになったんだ!!」

「(何言ってんだこいつ…。寝坊した俺を困らせようとしてるのか?それともまさかこの暑さでやられた…!?いちおここは話を合わせるか)そっそうなのか?一体どんな力なんだ?」

「それはね〜!ー

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このリレー小説はTiraさんのブログでのちょっとした話題で設置したお試し的なものです。 運営管理等は手が回らないと思いますのでお遊び程度に。SPAMとかで荒れ始めたら消すかもしれませんがあしからず・・・ ※また海外のBBSスパマーにリスティングされたようですので、2/22より一時書込み禁止中。2/25再開 3/6スパム投稿から禁止語句を登録しまくっているので投稿蹴られる事も在るかも知れませんがご了承ください。