窓の外のざわめきが段々はっきりしてくる。
窓から差し込む太陽は昼間の明るさだった。
「まだ寝ているの?」
返事も待たずにドアが開き、入ってきたのは・・・
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義理の姉の麗華さんだった K27 09/12/20(日) 11:06

   合流することにした。 blitz 10/10/3(日) 3:35
   通気口が目に付いた。 blitz 10/11/25(木) 0:16

合流することにした。
 blitz  - 10/10/3(日) 3:35 -

引用なし
パスワード
   活動に必要なエネルギーは充分に頂いたのだし、俺の役目は果たしたと言えるだろう。
それならもう一人の俺の方に向かうとするか。
目を閉じ、精神を集中して、居場所を探す。……ん、遠くまで逃げていると思ったんだけれど、結構近いな。これなら随分早く合流できそうだ。
ぱっとその場から走り出した俺は、きっと年相応の姿に見えていたに違いない。


***


で、気配のするほうへ走っていってそれらしき場所に着いたのだが――

「まいったな、こりゃ……」

目の前に聳え立つのは、今の俺の二倍以上はあろうかという黒い門、奥に見えるのは四階立てはあるだろう巨大な建物。中からは若い女の子らしき声が。
そう、所謂女子高ってやつだ。
今の姿じゃ入れないし、無理やり成長しても見慣れない奴として見つかりそうだしな。
となると、誰かに身体を貸してもらうしかないんだけど……

「どうしたものか……、ん? あれは――」

ふと目をやると、そこには――

通気口が目に付いた。
 blitz  - 10/11/25(木) 0:16 -

引用なし
パスワード
   30cm四方くらいの通気口が、大きな口をあけて壁からひっそりとはみ出していた。
幸いにも換気扇のようなものは付いておらず、どうにかすれば入れそうだった。
見たところ他に誰にも見られずに侵入出来そうな場所は無かったし、普段ならば誰も見向きもしないようなこれならば、俺の目的を果たすにはうってつけの入り口だろう。

そうと決まれば、まずはこの体から抜け出さなければ。……当然、一部は体内に残しておくが。万が一というのもある。

「うげぇぇぇ……」

虚ろな目をした女の子の口から、液体状の俺がニュルニュルと這い出す。
それに呼応するように、身体はゆっくりと通気口に歩み寄り口を上へと向けた。
そのまま俺はスルスルと壁を登り、やがて入り口が見えると一気に飛びこんだ。


――後ろの方で誰かが倒れた音がした。

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このリレー小説はTiraさんのブログでのちょっとした話題で設置したお試し的なものです。 運営管理等は手が回らないと思いますのでお遊び程度に。SPAMとかで荒れ始めたら消すかもしれませんがあしからず・・・ ※また海外のBBSスパマーにリスティングされたようですので、2/22より一時書込み禁止中。2/25再開 3/6スパム投稿から禁止語句を登録しまくっているので投稿蹴られる事も在るかも知れませんがご了承ください。