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「ちょっと、どうしたのよいきなり! 危ないわよ!」
このまま喋っていてもボロが出るだけだ。ならばと思い、俺は走り出し、彼女たちの合間を縫ってプールを後にした。
そして、目に付いた部屋――女子更衣室に入り、ドアを閉めたかと思うとそのままへなへなと座り込んでしまった。
なんとかやり過ごせたという安心感と、これからの生活に対する不安でなんだか急に疲れてしまったようだ。
「身体も変わってしまったし、なんでこの子を乗っ取ってしまったかも分からないままだし……。どうしたものかな」
見慣れない女の子の手を見つめながら言う。……そういえばこの子について何も知らないままだ。
そう思うと、自然に目線は身体の方へと向く。ぴっちりと張り付いた水着を押し上げている形の良い乳房、ほどよく絞られたくびれ、すらっとした足。
――それらは俺にとって余りにも魅力的すぎた。
大きな胸を右手で乱雑に揉みしだく。柔らかい触感が手のひらを通じて伝わってくる。グニュグニュと変形するのを見ているだけでも充分なのに、快感がまるで泉がわきあがるかのように押し寄せてくる。
「これ、は……すごいな……うっ、くふぅ……」
胸だけでこれだけなのだ。もしかしたらあそこはもっと凄いのだろう。
そう思い、使っていない左手を股間に伸ばそうとして――
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