窓の外のざわめきが段々はっきりしてくる。
窓から差し込む太陽は昼間の明るさだった。
「まだ寝ているの?」
返事も待たずにドアが開き、入ってきたのは・・・
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義理の姉の麗華さんだった K27 09/12/20(日) 11:06

   不思議な感覚に襲われた。 blitz 10/12/27(月) 0:17
   色々なことが分かった。 blitz 10/12/27(月) 2:43
   冷静沈着な娘にした エーロ 10/12/27(月) 13:37
   生徒会長だった。 エーロ 10/12/27(月) 13:41
   水泳部員たちへの干渉を強固にする。 blitz 11/1/8(土) 2:19
   ふと思い至る。 ななし 12/1/15(日) 16:24

不思議な感覚に襲われた。
 blitz  - 10/12/27(月) 0:17 -

引用なし
パスワード
   誰かと繋がりあうような感覚。テレパシー、とでも言えば分かりやすいのだろうか。今現在、確かに俺は誰かと繋がっている。
おそらくは一人ではなく複数人。さっき部員らしき人たちが居たプールの方から感じる。
気になった俺にはさっきのことなどもう頭には残っておらず、気付けばドアを開け、歩き出していた。


プールサイドに着くと、さっきの女の子たちがプールから上がったばかりなのだろうか、水浸しのまま座り込んでいた。
そして、皆一様に自分の身体を舐めまわすかのように丹念に見ている。真横に友達がいるにも拘らず、一心不乱に自慰にふけっている者さえいる。

――明らかに正常ではない。

「これはいったい……? なにが、どうなって」

気になった俺は彼女たちにゆっくりと近づいて――

また、あの感覚。

……気付けば、視点が低くなっている。変化はそれだけではなく、何時の間にか視点が下がっている。
どうやらプールサイドに座り込んでしまっているようだ。あろうことか、両手を水着の中に捻り込ませ、胸を鷲づかみしたままで。
見上げれば、さっきまで自分が乗っ取っていたはずの彼女が佇んでいる。

「あ、えっ? な、にが……?」

とっさのことに何が起きたかも分からず、出る声も言葉にならない。
が、それも一瞬のことであり、あのおかしな感覚とともに全ては元に戻っていた。

――今の現象は何だったのだろうか。俺が瞬時に移動した、と言うよりも……

「別の人に、乗り移っていた」

にわかには信じがたい。俺は他の子に乗り移った覚えなどないのだから。
しかし、そう結論付けるしかなかった。あの現象を説明するにはそうとしか考えられない。
確かに、俺はいま目の前に座り込んでいる子に成っていた。一瞬だけだが。

この考えが正しいかどうか、これだけでは判断しかねた俺はいろいろと試してみることにした。

その結果――

色々なことが分かった。
 blitz  - 10/12/27(月) 2:43 -

引用なし
パスワード
   ・今ここにいる水泳部員にならば、俺の意識は自由に乗り移ることが出来る。
・俺が乗り移っていない水泳部員は、彼女らの意識に俺が混ざりこんだ状態になる。
・俺の本体はあの時にプールと同化してしまっている。そのため、プールに入ってしまった人は俺の支配下となる。(身に覚えが無かったのはこのため)

と、こんなところか。

「とりあえず何でも試してみるもの、ってことかねぇ……」

女の子には似合わないやさぐれた口調で呟く。
そう、今の俺は特定の一人に対してのみ憑依している。
その気になれば一編に何人もの人物を操れるのだが、負担が大きいのと混乱しやすいのとで、緊急時以外はしないつもりだ。

だがそうなると、誰に俺が常駐しておくのかが問題となる。
この子たちについてはそれぞれに憑依したときに把握しているものの、皆甲乙つけ難い外見なのだ。

考えた末俺は――

冷静沈着な娘にした
 エーロ  - 10/12/27(月) 13:37 -

引用なし
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   記憶は簡単に覗ける。
が、全てとなると、流石に特定の一人に憑依しないといけない。

スタイルはこの際無視することにした。
巨乳の子がよく「肩が凝って困る」と聞いたことがある。
タダでさえ操作する旅に体力を消耗する。
それにいつでも乗り移ることは可能だ。


更にこの娘した決定打は、この娘の今のポジションが

生徒会長だった。
 エーロ  - 10/12/27(月) 13:41 -

引用なし
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   発想が単純だが、着替えて生徒会室に戻った俺は、これからどうするか考えていた。
後で気付いたが、全員制御できないときは、俺の残留思念ぽいのが残っていれば、後は自立行動するらしい。
ならここは大胆に、この学校の女子全てを支配化に収めようと思った。

が、教師の存在は無視できない。
それに、先に教師を落とした方が、ヤリ易い気もする。


いろいろ考えた末、俺が決めた今後の方針は

水泳部員たちへの干渉を強固にする。
 blitz  - 11/1/8(土) 2:19 -

引用なし
パスワード
   ひとまずは手の届く範囲を。何時麗華さんにここがバレても良い様に、地盤を固めていかなければ。
と、思い立ったが吉日。早速行動に移してみようと思い、生徒会室の窓からプールに目を向けた、のだが……
そこでは俺の予想を遥かに超えるとんでもないことが起きていたのである。
仲良く集まって、練習しているかに見える部員。しかしてその実態は――

「ひゃっ! そこはっ……だ、めぇ」
「なーに清純ぶってんのよ! ほらほら、いつもの堅物副部長は何処へ行ったのかしらねぇ……」
「ひゃぅ! そ、んなの知らない、よう……」
「そこらへんで止めといたらー? でないと……私もヤりたくなっちゃうから……」
「何をだよ」
「ナニだなんて……いやらしい……。 んっ、ああっ……」
「胸揉むのって、気持ち良いね……」


絶賛レズプレイ中(中身男)。アホだろ。
お互いがお互いの身体に欲情しているからこうなったのだろうか。
無理やり水着を脱がすとか、着衣プレイに勤しむとか、傍観しながら自分で楽しんでる奴とか色々居るみたいだが。
おそらくはその子達の本来の趣味、なんだろう。

極め付けに、いくら生徒会室が近いからといって、ここまで聞こえるような声を出す奴が何処にいる。変なうわさが立ったらそれだけで怪しまれるというのに。

……あ、俺か。


***


まぁ、見たところ水泳部は完全に掌握できたと判断していいだろう。これでひとまずは安心だな、と胸を撫で下ろしたその時――

ふと思い至る。
 ななし  - 12/1/15(日) 16:24 -

引用なし
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   その瞬間プールから聞こえてくる嬌声の種類が変わった。
プールに目を向けるとさっきまで水を掛け合っていた部員たちに、水が触手のように襲いかかっているのだ。

考えついたこと。それは「プールの水が俺そのものだということは、水自体も自分の体として使えるのではないか」ということだ。
それに気付いた瞬間に、プールにいる俺(達)に影響したのだろう。
よく見れば襲っている水も俺だからか、襲われているようにも見える部員もそんなに嫌がっている様子ではない。

そして更に思考を深める。
プールの水は水道から放出されている。それはこの学校のトイレやシャワー室などにも繋がっているだろうということだ。一度逆流することになるかもしれないが、それは問題ないだろう。
ノズルなり便器から、水として襲えばそのまま俺の支配下に出来るはずだ。

早速俺は俺の身体を水道に通していく。
そして向かった先は――

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このリレー小説はTiraさんのブログでのちょっとした話題で設置したお試し的なものです。 運営管理等は手が回らないと思いますのでお遊び程度に。SPAMとかで荒れ始めたら消すかもしれませんがあしからず・・・ ※また海外のBBSスパマーにリスティングされたようですので、2/22より一時書込み禁止中。2/25再開 3/6スパム投稿から禁止語句を登録しまくっているので投稿蹴られる事も在るかも知れませんがご了承ください。