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「あははははっ!!我ながらいい出来。完璧にこの女そっくりでしょ?」
胸をぶるんぶるんと揺らしながら冨美枝は笑い転げていた。
この声まさか・・・いや、聞き間違えるはずがない。
「まさか・・・姉貴?」
「そうよ。カンペキでしょ?この姿でこの女の振りしてめちゃくちゃやって、パパに嫌われてこの家にいられなくしてやるのよ!!」
信じられない。どこをどう見ても姉貴にには見えない。
「姉貴・・・どうやって化けたんだよ?」
「知りたい?」
「あ・・・ああ。すげーな。声以外は完璧じゃん。」
「ぐふん・・・げふ。あら、声だってこの通りよ?」
声も変わってしまった!?
「じゃあ教えてあげるわ。あなたのお姉さんがどうやって私に化けたのか、ね。うふん。」
冨美枝に化けた姉は立ち上がって・・・
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