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「そいつはニセモノよッ!離れてッ!」
バッグから小型の拳銃を取り出して、起き上がろうとするニセモノの眉間をポイントする。
「ちっ。」
ニセモノは歪んだ表情で舌打ちをし、いきなり上半身の服を捲り上げた。
「んなっ?」
下着を着けていない胸が激しく躍る。そしてその背中から何かが飛び出した。
体の大きさが倍はありそうなウロコに覆われた筋肉質の化け物。女には見えない。
「私の体のクローンを作って中に入るなんて・・・」
「ウギギギギ・・・ギュアッ!」
その化け物は窓から外へ。母もその後追って・・・
ばたばたと化け物が脱ぎ捨てた母の皮が床で暴れている。
俺は・・・
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