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>バジル二世さん:
>>しゅうさん:
>
>>>この書き換えはあまりないんじゃないですか。
>>
>>ああ、確かに。
>
>いや、常用字は官廳の正書法だから、昭和二十年代以降官廳やそれに準じる企業では、それを錦の御旗にした奴等に註文を附けれれて、「碍」→「害」に書き換へさせられてゐますよ。表音主義者を始めとする國語改革論者は敵です。
当用漢字が指定された頃はともかく、近年は「害」→「碍」を主張する声が強くなっています。現在多く使われている「障害者」という表記が、ある時点で、「碍」を「害」に書き換えた結果なのかどうかは不明でしょう。「障害者」もまた戦前からあった表記ですから。
それはおいといて、私自身は、少なくとも漢字選択を意識して書く時には「障碍者」を使います(ぼーっとしている時にはカナ漢字変換ソフトの言いなりになっているかもしれませんが)。「害」は良くないという倫理的な判断ではなく、意味が違うだろうという違和感があるからです。
また別の話ですが、かつて、ある文章で「片輪者」という語を使ったことがあります。それは私の作った文章ではなく外国語を和訳して引用した箇所でした。編集者から書き換えるようにとの指示が来たので、ここは「片輪者」の方が感じが出ていいんだけどなあと思いながらも、それほど拘ることもあるまいと、「障碍者」というニュアンスに乏しい語に「改悪」しました。
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