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「マネー神」対「民主主義」 Josef 12/5/18(金) 19:17

   Re(8):旧仮名遣いについて バジル二世 12/9/26(水) 0:25
   Re(9):旧仮名遣いについて 芥屋 12/9/26(水) 23:30
   Re(10):旧仮名遣いについて バジル二世 12/9/27(木) 9:12
   Re(10):旧仮名遣いについて Josef 12/9/27(木) 18:37
   Re(11):旧仮名遣いについて バジル二世 12/9/27(木) 21:30

Re(8):旧仮名遣いについて
 バジル二世  - 12/9/26(水) 0:25 -

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   >Josefさん:

>当用漢字が指定された頃はともかく、近年は「害」→「碍」を主張する声が強くなっています。現在多く使われている「障害者」という表記が、ある時点で、「碍」を「害」に書き換えた結果なのかどうかは不明でしょう。「障害者」もまた戦前からあった表記ですから。

さう云ふ主張が強くなつてゐるから問題が解決してゐると云ふ觀方を私はしません。さうした土俵の上で新たな漢字制限の型に日本語使用者が嵌め込まれるだけでせう。また本來の語彙認識が破懷された中で書き換えだと認識する事すら出來なくなつてゐるからでせう。「不明」と云うのは其の土俵に乗つて仕舞つた言ひ方です。

>それはおいといて、私自身は、少なくとも漢字選択を意識して書く時には「障碍者」を使います(ぼーっとしている時にはカナ漢字変換ソフトの言いなりになっているかもしれませんが)。「害」は良くないという倫理的な判断ではなく、意味が違うだろうという違和感があるからです。

Josefさんはどの樣に「碍」と「害」は意味が違ふとお考へですか。それは何と云ふ字典に據るものですか? 實の處、私の漢和字典では「害」の字義が「碍」のそれを包攝するかの樣に書かれてゐるのですよ。これも当用、常用の漢字制限に合わせて作られた教育辭書の弊害で、漢字本來の使用の仕方を知る事が出來ない樣に國民を仕向ける手助けしてゐる樣に思ひます。

(「漢字」の「漢」の舊字體が出なかったので再投稿)

Re(9):旧仮名遣いについて
 芥屋  - 12/9/26(水) 23:30 -

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   >バジル二世さん:

あのですね、はた目に見てすごく変ですよ。

漢字って、もとは異国の文字でしょ。
それを使ひこなしてきた我が国の歴史には私も強く思ふことはありますよ。

だけど、本来の字体がどうこうと言ひ出したら、じゃぁ、
甲骨文字の時代の字体にまで遡らなくちゃいけんのじゃありません?

ひとつ、例を挙げませうか。

金銭や経済に関はる字には「貝」の部首が付くものが多いですよね。
甲骨文字の時代に、つまり殷の時代には綺麗な貝殻が貨幣の役割だったのかな、と。

でもですね、その後の周に始まる、まさしく漢民族の母体となるやうな、
秦・漢の文明に、さういった海洋性の経済文化があったでせうか。
ないですよね。周は殷の西方から、つまり、もし経済価値を部首で示すなら、
「貝」ではなく「羊」の部首こそふさわしい、さういふ系統のはず。

つまり、字とはさういふものですよ。西方のアルファベットだって同様。
漢字の正字体の価値といふものは、確かにあります。
もちろんありますけどね、それは戦後の日本人が誰かにどう思はされてゐるとか、
そげなもんでせうか。そんなはずがないじゃありませんか。

Re(10):旧仮名遣いについて
 バジル二世  - 12/9/27(木) 9:12 -

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   芥屋さん、お久しぶりです。

>あのですね、はた目に見てすごく変ですよ。

まづは直言ありがたうございます。しかし、それはさうでせう。誰かを追及するのは疑念とかそんなものではなく確信から生じた執念なんだから。

>つまり、字とはさういふものですよ。西方のアルファベットだって同様。
>漢字の正字体の価値といふものは、確かにあります。

いや、漢字の畫の多さといふ物はあるけれど、戰前は活字でなく手書きなら現在の新字體にも似た字體を使つていたさうですね。つまり、字とはさういふものでせう。

>もちろんありますけどね、それは戦後の日本人が誰かにどう思はされてゐるとか、そげなもんでせうか。そんなはずがないじゃありませんか。

明治以來の漢字制限の壓力を考えると、これは現在その樣な考へ方の人たちが法律を笠に教育・行政を推進の母体にしてゐる樣にしか、私には見えないのです。

Re(10):旧仮名遣いについて
 Josef  - 12/9/27(木) 18:37 -

引用なし
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   障碍と障害について、
私は「障碍」を使いますが、これは私の語感(字感)の問題であって、新聞等で「障害者」とあっても気にはなりません。「障がい」と書かれると目障りですが。

それにしても芥屋さんご指摘の、三島由紀夫が障碍と障害を使い分けていたかもしれない可能性にはちょっと興味があります。

いわゆる新字体や当用漢字については、制定された当時の状況からするとやむをえなかったのかなと思います。生まれてないからよく分かりませんが。デジタル機械で書くようになった現在では逆に旧字体に戻しても差し支えがなくなったかもしません。いや、手書きの練習をしなきゃいけない小中高生が気の毒か。

命名に使える漢字も制限されていますね。多少出し入れするのはいいですが、これが完全自由化されたら嫌ですね。ただでさえ変なのが多いのに、親の自己満足だけの気持ち悪い名前が増えそう(これは障害)。

Re(11):旧仮名遣いについて
 バジル二世  - 12/9/27(木) 21:30 -

引用なし
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   >Josefさん:

>いや、手書きの練習をしなきゃいけない小中高生が気の毒か。

いや、手書きの書體は隋唐以前にもう確定して變はつてゐないし、正字體は部首、音符のパーツが一貫してゐて例へば「伝」「転」「団」の音符は一緒なのですが、新字體はその統一がなくなつていて、正字・舊字の方が憶えやすいです。(新字、新仮名が殘つてゐたので再投稿)

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