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英国EU離脱をめぐる朝日新聞の一コラムから Josef 16/7/1(金) 15:53
  歴史的仮名遣ひ憲法 バジル二世 16/7/28(木) 6:03
   Re(1):歴史的仮名遣ひ憲法 Josef 16/7/28(木) 18:07
   Re(2):歴史的仮名遣ひ憲法 バジル二世 16/7/29(金) 19:32
   Re(3):歴史的仮名遣ひ憲法 Josef 16/8/4(木) 17:49
   Re(4):歴史的仮名遣ひ憲法 バジル二世 16/8/18(木) 12:28
   Re(5):歴史的仮名遣ひ憲法 Josef 16/8/18(木) 13:28
   Re(6):歴史的仮名遣ひ憲法 バジル二世 16/8/22(月) 15:45
   Re(7):歴史的仮名遣ひ憲法 Josef 16/8/29(月) 17:50
   Re(7):歴史的仮名遣ひ憲法 Josef 16/8/30(火) 15:56
   Re(8):歴史的仮名遣ひ憲法 バジル二世 16/10/3(月) 13:17

英国EU離脱をめぐる朝日新聞の一コラムから
 Josef  - 16/7/1(金) 15:53 -

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   朝日新聞に「経済気象台」という、社外の経済人、学者らに匿名で執筆してもらっているコラム欄があります。7月1日のその欄に、緊縮・グローバリズム・EU万歳の朝日新聞方針とは異なる立場のコラムが掲載されています。書き出しはこうです。

>英国が国民投票でEU(欧州連合)離脱を選択し、世界経済に激震が走っている。短期的には金融市場の動揺に警戒しなくてはならないが、日本を含め各国とも政策対応を間違えなければ恐れるには足りない。ちなみに日本の財政破綻懸念をいう人が、円高は円が安全資産とみられている証拠だというのは奇妙である。有事の円高は、日本の財政破綻懸念には全く根拠がないことを示しているのではないか。

朝日にこんな「本当のこと」を書いていいの?と心配になりますが、たぶん社は急いで「財政破綻するぞー」という反論をどこかのエコノミストに書かせると思います。

さてコラムは「移民問題が今回の国民投票の争点の一つであった」のは確かだとした上で、「移民は国民の不満の一種のはけ口として使われている」と言い、こう続けます。

>底流にある英国を覆う閉塞感と国民の怨嗟の声は根深い。経済危機の最中に緊縮財政を進めて国民に犠牲を強いるエリート層の裏切りに大衆が反乱を起こす、という構図が世界中で出来上がりつつある。

>離脱派は過去の郷愁にとらわれた排外主義者ばかりではない。英国在住の保育士・ライターのブレイディみかこ氏は、離脱派の原動力がエリート層に見捨てられたと考える末端労働者の怒りであり、リベラル派にも離脱派への共感が存在することを伝えている。

そして最後に朝日新聞に対する皮肉とも受け取れる言葉で締めます。

>日本では、リベラル派を名乗る人々でも緊縮財政を褒めそやす傾向がある。社会保障の充実をうたいながら、消費税増税の痛みに耐えなくてはならないといった意見もある。しかし緊縮は人々の不満をかき立て、リベラルな世界を破壊する。そのことを今回の国民投票は示している。

緊縮財政を賞揚し、社会保障の充実を要求しながら消費増税しろと叫び続けるリベラル派(!)。まさに朝日新聞がそれです。「日本では、」と書かれていますが、EU支配層もおおむねこんな感じでしょう。

このコラムと関連して思い出すのは、『経済政策で人は死ぬか』という本です。不況時の財政政策には「緊縮」と「景気刺激」とがあって、現実には両者の組み合わせが行われるわけですが、「緊縮」を強く打ち出した場合、死者が増えるという統計的相関があることがこの本で示されています。

●デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・バス『経済政策で人は死ぬか―公衆衛生学から見た不況対策』草思社、2014年

日本でも小泉首相が「痛みに耐えて…」と言い始めた頃から財政収支だけは少し好転しましたが、自殺者が年3万人を超えるという異常事態となりました。しかも、この本によれば、緊縮中心の政策を取って経済再生(景気回復)に成功した国は一つもないといいます。これも構造改革路線以降デフレっぱなしの日本にもあてはまるでしょう(この本は日本の分析はしていません)。

長くなりましたが、一つ重要なことを付け加えておきますと、グローバリストたちの中に人の命を屁とも思わぬ貪欲な金の亡者がたくさんいるように、その犠牲となる労働者たちもまた決して「清く正しく美しい」わけではなく、欲にまみれたただの人間だということです。だからこそ「恨み」がつのってくるとスケープゴートを作り出して迫害し、殺すこともいとわなくなってしまう。イギリスに限らず、ドイツでも、フランスでも強まる一方の「反」移民の空気はこうして醸成されてきました。それが人間というものです。

そんな恨みが渦巻く世の中を作ってはいけないのです。国を動かすエリートたちにはもっと責任を持ってもらいたい。反移民な人たちを、リベラルの仮面かぶって「極右」と罵っている場合じゃないのです(一朝日新聞購入者より)。

歴史的仮名遣ひ憲法
 バジル二世  - 16/7/28(木) 6:03 -

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   >欲にまみれたただの人間

この言葉で思ひ出すのは、「憲法なんてのは雲の上から貰うたモンがええ」って言ってゐた大阪の飲み友達の爺さんですね。政府のお歴々があれやこれや言って変へるのは、「憲法が生臭くなる」ってことでした。前にも紹介した話かも知れませんが。

改憲に強い抵抗感を覚え私が今回の選挙で日共や民進に入れたのは、現憲法が歴史的仮名遣ひで書いてゐるからです。新仮名遣ひや新漢字が国定となるのよりタッチの差で早く発布となったのが「日本 國 憲法」です。社会科教科書では現代表記ですけどね。

まあ都民ぢゃないんだけど、だから鳥越さんには頑張って欲しいです。地方行政ったって東京都の知事ですよ! 横田基地ありなんのかんのあったのを何を今更って保守の人逹には思ふ。9条と心中しようが戦後表記にするなって思ひます。

Re(1):歴史的仮名遣ひ憲法
 Josef  - 16/7/28(木) 18:07 -

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   改憲といえば、先日の参議院選挙での野党のダメさを思い出します。

朝日新聞なんかもそうですが、民進党をはじめとする野党は「与党は改憲を狙っている」「戦争する国にしてはならない」といったことを盛んに叫んでいました。安倍首相は反対論が巻き起こらないように憲法の話を封印している、3分の2を確保したらとたんに「憲法改正!」と言い出すぞ、とか。

分かってないなー、と思いました。

というのも、国民の多くは、さしあたり憲法の話なんかどうでもいいからです。重要でないと思っているわけではない。重要かもしれないけど、その前に、今のこの生活を、先の見えない不安を、何とかしてくれと思っている。野党はその思いに全く応えられていませんでした。

これは日本に限った話じゃなく、たとえばアメリカではトランプ氏がここまで来ることを誰も予想できませんでした。社会の「上層」と「中・下層」の分断がかつてより大きくなっているからです。そのためメディアで語る人のほとんどが属する「上層」には、「中・下層」の声がほとんど聞き取れなくなっている。EU離脱を決めたイギリスをはじめ西洋主要国も同様。だから排他的・攻撃的な右派勢力がどんどん支持を増やしている。危険な状況です。

その点、日本は、昔からそうですが、今もなお自民党の方が「中・下層」の声にも耳を傾けています。アメリカみたくウォール街(兜町)一辺倒になりつつある今でも、まだ、そうです。だから国民の分断も、欧米諸国に比べれば、あくまでも比べればですが、まだマシという状況です。

バジル二世さんには悪いけど、都知事選の鳥越氏は、伝えられているスキャンダルがなかったとしても、改憲反対を前面に出している時点で都民大衆の支持は得られいでしょう。

Re(2):歴史的仮名遣ひ憲法
 バジル二世  - 16/7/29(金) 19:32 -

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   >国民の多くは、さしあたり憲法の話なんかどうでもいいからです。

ただ私の危機感には非常に訴求力があったのです。改憲の内容はそんなに知りませんが、正漢字・正仮名遣ひの条文が失はれてしまふのは、国定の表記規則がある以上必至です。こんなことにこだはる国民なんてのは思ひっ切り少数でせうね。

ですから、多くの人と違ふのも、元々の野党の反対理由からさへもズレてゐるみたいなのも解ります。けれどあまり歴史的仮名遣ひ使用者がゐない板では更に説明が難しいのですが、それに同調せざるを得ないのです。だって他に誰が守ってくれるのですか?

>その点、日本は、昔からそうですが、今もなお自民党の方が「中・下層」の声にも耳を傾けています。

経済政策は私としては今選挙でプライオリティーが低く野党支持でもありませんが、最低賃金の底上げとか、保育・介護者の待遇改善とかJosefさんが主張されてゐることに沿ってゐるし、自民はそれに引き摺られて意見を汲んでゐるだけの様に見受けられます。

であるなら、なぜもっと強力に左派としての政策を打ち出すためにこそ、批判、提言をなさらないのですか? ブレイクスルーを望むなら資源配分への根本スタンスの変更こそが王道で、それこそ保革の対立軸に拘るものだと思ひます。

>鳥越氏は、伝えられているスキャンダルがなかったとしても、改憲反対を前面に出している時点で都民大衆の支持は得られいでしょう。

左派統一の候補として神輿に載るなら前面とか背面とか強調具合の違ひがどうあれさう云ふ立場になるのが避けられないと思ひますが、いけませんかね。スキャンダルについても鳥越氏の事情とか全く知りませんが、中吊りからは噴飯物の週刊誌の雑さ加減だと思ひます。

Re(3):歴史的仮名遣ひ憲法
 Josef  - 16/8/4(木) 17:49 -

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   「歴史的仮名遣い」を理由に護憲をいう人は初めてです。バジル二世さん、今さら言うのもなんですが、かなりの変人ですね。

>自民はそれに引き摺られて意見を汲んでゐるだけの様に見受けられます。

そう思います。あくまでも自民政治の基本ラインはアメリカン・グローバリズムへの適応でしょうから。

>であるなら、なぜもっと強力に左派としての政策を打ち出すためにこそ、批判、提言をなさらないのですか?

私は「反」経済グローバリズムの立場です。EU諸国では反グローバリズム(反EU)は右派だったり左派だったりするから、私の反グローバリズムが右派なのか左派なのか自分でも分かりません。日本でも、反グローバリズムという点では民族派(一水会とか)と左派とが共通しているようです。

右か左はともかく、とりあえず不平等是正のため、富裕者への課税を強化すべきだと考えています。高額の所得、資産、株取引利益、相続、贈与の税率を上げ、分配に回す。下げつつある法人税も80年代水準に戻す。

Re(4):歴史的仮名遣ひ憲法
 バジル二世  - 16/8/18(木) 12:28 -

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   >右か左はともかく、とりあえず不平等是正のため、富裕者への課税を強化すべきだと考えています。高額の所得、資産、株取引利益、相続、贈与の税率を上げ、分配に回す。下げつつある法人税も80年代水準に戻す。

その観点から自民党改憲草案の第83条2項なんかはどう評価されますか? 下位法としてプライマリーバランス黒字化を目指す財政健全化責任法を想定した条項みたいですね? Josefさんにとっての税の公平化とは別の次元になるかも知れませんが。

Re(5):歴史的仮名遣ひ憲法
 Josef  - 16/8/18(木) 13:28 -

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   >バジル二世さん:
>>右か左はともかく、とりあえず不平等是正のため、富裕者への課税を強化すべきだと考えています。高額の所得、資産、株取引利益、相続、贈与の税率を上げ、分配に回す。下げつつある法人税も80年代水準に戻す。
>
>その観点から自民党改憲草案の第83条2項なんかはどう評価されますか? 下位法としてプライマリーバランス黒字化を目指す財政健全化責任法を想定した条項みたいですね? Josefさんにとっての税の公平化とは別の次元になるかも知れませんが。

自民党の草案を真面目に読んだことがないのですが、調べてみると確かにそういう条項がありますね(ドイツの憲法にも同様のものがあります)。

私は反対です。証拠はありませんが、そういう条項を入れようとする勢力は日本のデフレ化を招いた人たちと重なるような気がします。今でさえ、財政健全化の名の下に思い切った財政政策ができないでいることを思うと、ここに憲法の後ろ盾ができてしまうのは危険だと思います。

ところでバイデン米副大統領がクリントン候補の応援演説で「私たちが(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」と発言して話題になっていますね。

Re(6):歴史的仮名遣ひ憲法
 バジル二世  - 16/8/22(月) 15:45 -

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   >Josefさん:
>>>右か左はともかく、とりあえず不平等是正のため、富裕者への課税を強化すべきだと考えています。高額の所得、資産、株取引利益、相続、贈与の税率を上げ、分配に回す。下げつつある法人税も80年代水準に戻す。
>
>>その観点から自民党改憲草案の第83条2項なんかはどう評価されますか? 下位法としてプライマリーバランス黒字化を目指す財政健全化責任法を想定した条項みたいですね? Josefさんにとっての税の公平化とは別の次元になるかも知れませんが。
>
>自民党の草案を真面目に読んだことがないのですが、調べてみると確かにそういう条項がありますね(ドイツの憲法にも同様のものがあります)。

私もですよ。調べたところさう云ふ下位法が現状未成立みたいなのが判ったし、どうも無知なのが丸判りです(ドイツの件に至っては初耳です)。

>私は反対です。証拠はありませんが、そういう条項を入れようとする勢力は日本のデフレ化を招いた人たちと重なるような気がします。今でさえ、財政健全化の名の下に思い切った財政政策ができないでいることを思うと、ここに憲法の後ろ盾ができてしまうのは危険だと思います。

財政健全化を目指す立法は内容にもよりますが、改憲しない場合でも合憲である可能性の方が高く、アリかなと思ひます。ソブリン・リスクを財務省とその取り巻きの嘘と極め付けるのは変ですよ。債務残高が積み上がった現状、誰も未来を確実に予言なんてできはしないのだから。

>ところでバイデン米副大統領がクリントン候補の応援演説で「私たちが(日本を)核武装させないための日本国憲法を書いた」と発言して話題になっていますね。

たとひ内容が事実でも物事の一面だけ際立たせただけの発言でせう? 改憲派がこれを動かぬ証拠として、憲法も非核も共に捨てるなら危険この上ないのでは?

Re(7):歴史的仮名遣ひ憲法
 Josef  - 16/8/29(月) 17:50 -

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   >バジル二世さん:

憲法改正について、私の中では2つの水準があります。

一つは、日本人が自分たちの手で憲法を作るべきだという水準。私はこの水準で憲法改正(自主憲法制定と言うべきか)に賛成です。

もう一つは改正の「中身」に関わる水準。この水準では、当然、賛成反対は中身次第です。

で、私の見るところ、日本人の間に憲法改正の気運はまったく高まっていません。つまり自分たちの手で作ろうという気があまりないみたいです。

こういう状態では、「中身」に関する議論は空しい。中身を真剣に考えている人も世の中にはいるでしょうが、私には空しく感じられます。だから、自民党が改正案を作っているということは知っていても、どうせ雲散するのだと思うと、中身への関心が盛り上がりません。

やっぱり国家的危機でも来ないことには、憲法改正なんてできないんでしょうかね。危機はない方がいいから、それなら今のままでいいということになります。

うーん、何となく三島由紀夫の映像が浮かんでは消えます。

Re(7):歴史的仮名遣ひ憲法
 Josef  - 16/8/30(火) 15:56 -

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   >バジル二世さん:

書き忘れていました。

>ソブリン・リスクを財務省とその取り巻きの嘘と極め付けるのは変ですよ。債務残高が積み上がった現状、誰も未来を確実に予言なんてできはしないのだから。

私は嘘と思いますが、どっちにしても憲法に書くようなことではないのでは?

Re(8):歴史的仮名遣ひ憲法
 バジル二世  - 16/10/3(月) 13:17 -

引用なし
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   >私は嘘と思いますが、どっちにしても憲法に書くようなことではないのでは?

信じて下さいよ。皆が不安で投げ売りして、下がったところ狙ってるんだから。

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