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前投稿で「何もしないできない」と評した岸田が自民党総裁に選ばれました。相対的にはいちばんマシな選択なので、わたし的には良かったと思っています。
これをきっかけに、岸田が何もできない政治家から脱却して、政策として掲げた「新自由主義への決別」「所得倍増」に本気で取り組んでくれれば、歴史に残る名宰相になる可能性もあるから、しばらくは冷ややかに期待したいと思います。
党内人事や組閣は、政策と正反対の人を重用するのでない限り、さしあたり論功行賞でいいでしょう。ここで波風立てると本当に「何もしないできない」状態になりますから。来月行われる衆院選で勝って、「岸田首相」の力を示してフリーハンドを得てから改めて人事を行なえばいいでしょう。
問題は野党ですね。旧民主党は事業仕分けに代表されるように歳出を切りまくり、消費税増税を推し進めるという緊縮財政政策で自公政権とネオリベ度を競ってきました。ここに来てようやく枝野が「消費税を5パーセントに」と言い始めましたが、あまりにも主張が弱い。なんで「消費税廃止(または凍結)」って言えないの?
モリカケも学術会議問題も要人の金銭スキャンダルもそれぞれに重要ではあるけど、国民生活に直結するいちばん重要な経済政策がふにゃふにゃだからスキャンダルに飛びつかざるを得ない、と今のところは感じます。
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