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> macskaさんはリストアップされた個々の項目にはポジティブもネガ
> ティブもないと言う。仮にそうなら、「女の子だから副委員長(委
> 員長は男の子)」というふうな「決めつけ」もネガティプに記載さ
> れているわけではなく、結局、リストアップされた事例及びこれに
> 類する様々な事例の一つ一つについて、決めつけようが押しつけよ
> うが、決めつけまいが押しつけまいが、皆さんどうぞご勝手に、と
> パンフは言っていることになる。
ちょっと待った。
「ひな祭り」が出てくるリストにおいて、「女の子だから副委員長」とは書かれていません。書かれているのは、「係り・役割」という欄に、「副委員長、会計、図書、保健、美化、給食当番は配膳」と書かれているのみです。男の子の側には「委員長、運営、体育、給食当番は運搬」と書かれています。
さて、この記述は女の子が副委員長になること自体を否定しているのでしょうか? 男の子が委員長になってはいけないという意味でしょうか? もちろんそうじゃありませんね。
女の子だから委員長でなく副委員長になるのが当たり前で、男の子なら副委員長ではなく委員長になるのが当たり前だ、というような価値観を子どもに押しつけているのではないか、それは子どもの可能性を不当に押さえつけることになるのではないか、とこのパンフは訴えているわけです。
このパンフは、明らかにそうした固定的なジェンダーステレオタイプの押し付けや決めつけに反対(押し付けや決めつけは望ましくない)の立場に立っています。しかし、女の子がひな祭りを祝うことや、副委員長になること自体が悪いという解釈は明らかにおかしい。ですから、わたしはこれらの項目の1つ1つがポジティヴとかネガティヴなのではなく、それらの押し付けや決めつけが問題とされているのだ、と指摘しているのです。
いったいどこで認識が違うのかよく分からないのだけれど、「パンフが伝統破壊の全体主義かどうか」という部分だけ何故か違うんですよねー。
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