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ちょっと本筋から脱線してみます。
macskaさん曰く:
>女の子だから委員長でなく副委員長になるのが当たり前で、男の子なら副委員長ではなく委員長になるのが当たり前だ、というような価値観を子どもに押しつけているのではないか、それは子どもの可能性を不当に押さえつけることになるのではないか、とこのパンフは訴えているわけです。
そんな「価値観」、いったいどこにあるのでしょうか。私は、経験上、そういうものは存在しないと思います。個人的な経験で言えば、自分が中学高校の時の委員長は女の子である場合のほうが多かったし、個人的な経験を離れれば、たとえば1976年に連載が開始され約20年にわたって続いた石井いさみの『750ライダー』でも、ヒロインは女性である「委員長」です。そのことをおかしいと思ってる人など、ほとんど見たことありありません。
男女比がほぼ半々となる学校に於いては、委員長には女子でも男子でも普通になっています。むしろ、女子のほうが若干多いという印象すらあります。これが、世の中一般の「〜長」になると、確かに男性のほうが増えるのでしょうが、それは今の大人の社会自体がさまざまな事情から男性中心に構成されているということであって、それは男女差別にもかかわるでしょうから、それを問題にするのはわかります。でもそれは、「子供のときから植え付けられてきた価値観」などによるものではないでしょう。
つまり、
>このパンフは、明らかにそうした固定的なジェンダーステレオタイプの押し付けや決めつけに反対(押し付けや決めつけは望ましくない)の立場に立っています。
のではなくて、このパンフ自体が、大人の社会の固定的なジェンダーステレオタイプに縛られており、その呪縛に基づいた架空の「価値観」を捏造し、それを問題にするというヘンテコなことをやってるわけ。
「委員長問題」については、わけのわからないこと言うな、で終わりですね。
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