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>しかもそれは、実際には「誤解」ではないわけ。仮にパンフ製作者の意図がその解釈と違うのであっても、書いてあることはそうとしか解釈できないのだから、読者が「誤解」したのではなく、パンフの作者が「書き間違えた」のだというのが妥当な解釈でしょう。
そう、パンフ作成者の「意図」まで踏み込んで推測するならば、「文化大革命」みたいものを意図していたなんて私は思いません。たぶんこんな感じでしょう。
・ジェンダーがあるから性差別が起こるし個人の能力も阻害される。
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・ジェンダーは良くないものだ
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・その良くないジェンダーはジェンダー文化に染まった大人によって子どもに植え付け(=押しつけ)られる、
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・じゃあ子どもたちはどんなふうにジェンダーを植え付け(=押しつけ)られていくのか、大人たちが当然と思ってやっている言動をふり返ってみよう
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・ジェンダーの押しつけ例をリストアップ
こういう、ジェンダーについて十分に考え抜かれたとは到底思えない、浅い、というか軽い考えで作られたのがあのリストでしょう。「文化大革命」と言われたら作成者はびっくりすると思います。
ポイントは、そんな浅い考えで物事を判断・推進していくと、パンフが露わにしているように「文化大革命」と同じようなことになっちゃうよ、ということ。作成者にはたぶん「ひな祭り否定」などと大それたことを言っている「つもり」はない、ただ「性差の解消」と良いことを言ってるつもりになって喜んでいるだけ、それが結果的に「ひな祭り否定」になってしまうことには考えが及んでいない。
だから作成者が偉そうに「ふり返ってみましょう」などと言える立場じゃないのですね。彼らの方がまず、無意識のうちに文化大革命もどきをやっていないか振り返ってみる必要がある。人に説教垂れるのはそれからです。
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