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メイショウサムソン三冠ならず…というか、来た来たドリームパスポート!皐月賞2着、ダービー3着、ここで遂に菊花賞を…父フジキセキが故障で出走すら出来ずに終わったクラシックレースの…と思ったら、さらに外からソングオブウィンド…一瞬、あれ?誰?と思ったけど、そっか、エルコンドルパサーの仔か…この仔も父が出走できなかったクラシックレースを…
オメデトー!ヨカッタネ。・゚・(ノ∀`)・゚・。グシグシ
>純子さん:
>TV版にはまった方なら、面白いと思いますよ。
劇場版ウテナ、ビデオ屋にありません…田舎だからかなぁ…でも純子さんの紹介で、ぜひとも見たくなった。あの世界がそうなるのか…。
TV版は、『ガロ』でやたら褒めてる人がいたので観てみたんですよ(面白かった)。「女の子でも誰かを守れる!」でしたっけ、キャッチフレーズは…でも私としては、レズモノとしてというより、オンナの勝負モノとして面白かった覚えがあります。当時、競馬で牝馬の熱い名勝負(エアグルーヴVSメジロドーベル)があったので、そういう重ね方をして観てました。
エアグルーヴとメジロドーベルは一歳違い。ともに「史上最強牝馬」と言われたのでしたが、その「強さ」が違ったんです。エアグルーヴはものすごく久しぶりに牝馬で天皇賞を勝ったのですが、洗練された今の競馬のGI(短距離線を除く)で牝馬が牡馬に勝つというのは、まず、今後も当分はないんじゃないかというくらいのことです。それくらい「強い」。一方、メジロドーベルはGI5勝という未曾有の記録を残しましたが、その全てが牝馬戦だった。
エアグルーヴはすごく「エレガント」という言葉が似合う馬だったんです。見た目もそうだけど、天皇賞を勝ったときも、ゆうゆうと…最後の直線でサッと抜け出すと、追いすがる対抗馬を、悠然と退けてゴール。「うぁ、つ、強い…」という勝ち方。強い強いと言われる一つ年下のメジロドーベルでも、有馬記念など雌雄混合のGIでは見せ場もなく終わっているのに…
メジロドーベルは、ものすごく気性の荒い、気の強いとこがあって、勝つときの姿があられもないというか、目を血走らせて口開けてものすごい形相で髪振り乱して爆走するんです。印象的だったのは、あるGIIで一流半クラスの牡馬を相手に出走したとき。いつもは後半から最後の直線で追い込む走法なのに、なんと、最初から最後まで先頭を走って逃げ切って勝ったのですが…まるで、「あんたたちの後ろを走るなんて、一瞬でもイヤっ!!」という感じの、鬼気迫る走り方でした。
某競馬雑誌で、ある女性記者さん(投稿者だったか?)が書いていたのが印象的なんですが、「エアグルーヴは自分が女であることを過剰に意識しない。どんな強い男に混じっても自分の力をサラッと出す女。メジロドーベルは過剰に自分が女であることにこだわる。同じ女や二流以下の男にはゼッタイに負けまいとする」ということを書いてたんです。まったく、その人の言うとおりで、「さすが、女はオンナのことがよくわかるものなのだな」と思い知らされたのが、二人の決戦だったのです。
二人が最初で最後の対決をしたのがエリザベス女王杯で、これに勝ったのがメジロドーベルなんですが、私は「ものすごいものを見た…」という思いでした。既に天皇賞を勝って、これが引退レースとなるエアグルーヴが、最後の直線で悠然と抜け出します。そこへ、後方からメジロドーベルが追いすがります。さぁ、二人の追いつ抜かれつの勝負!と思う間もなく、一瞬、でした。アッと言う間にメジロドーベルはエアグルーヴを置き去りにして傲然とゴールへ…
「お、おまえ、そこまで強かったのか…だったら何故…」
女どうしの戦いなら、ゼッタイに、誰にも負けないんだというメジロドーベル。GI5勝という未曾有の記録。しかしその全てが牝馬戦。超一流の牡馬も混じるGIだと、借りてきた猫みたいになる彼女は、まるで、そういう舞台では、
「えぇ〜っ、わたしオンナのコですからぁ(*^o^*)キャッ♪」
…なんですよ。あるいは、自分のモノスゴイところを見せたくなかったのか、とか。そうとしか思えない。先の女性記者さんは確か、こういうことを書いていた覚えがあります。「メジロドーベルは、ヤなオンナです。でも、気持ちはわかる。エアグルーヴには憧れるけど、ああはなれない」
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