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きょうのサンデープロジェクト見ましたか?
私が気になったのは、ある自衛隊関係者のコメント「前回のテポドン発射実験が爆発で(大)失敗したことを考えれば、今回の実験には飛躍的な進歩があります」(意訳)についてです。コメンテーターの黒金ヒロシの指摘(前回の失敗の原因が燃料の質に拠るものだというコメントがあったかどうかは別として、とにかく「アホ」だと)はありましたが、私が気になるのはそういう表現をしてしまう人の心性みたいなものです。
まえにある掲示板でメンズリブの心境が理解できないというJosefさんの意見があり、それにうまく答えられなかったのですが、ぶっちゃけて言えば要するに(本人が意識していようがいまいが)前件肯定的判断そのもでですよ。それがそうなるならこれはこうなるベキだろ?何の文句があるのだ! という解りやすい理屈です。
しかし今回の自衛官のコメントで気になるのは、たんなる「アホ」だけですまされることではなくて、そこにも何か別の目的(シニカル表現の語用論的効果?)があるのではないのかということなんですよ。どーも同じシニカル表現にしても、国内問題ですまされる閉じた問題とそうではない問題との区別をつけられない特徴が日本にはあるのではないかと思うんですよ(典型的には「敵は何処にいるのですか?」の社民系の論理に特徴的)。
こんなこと自体が議論の対象になった記憶が私にはないので皆もピンとこないかも知れませんけど、すごく違和感を感じるだなー…。
番組中の、北朝鮮のミサイル200機が全て日本に向けられているという情報を否定する日本人の論拠が北の意見だったり。
論拠から丸投げしてどうするの?みたいなこともあったり。
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