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先の衆議院選挙はマスコミの予測通りになりました。昔はアナウンス効果もあってか予測と少しずれた結果が出てたような気がしますが、最近はそれがなくなりましたね。マスコミの予測精度が上がったのか、有権者がアナウンスに従うようになったのか。
いずれにせよ自民も民主も中身は似たり寄ったりで、ひとまずは政権党が代わったというより派閥交代に近いとは思いますが(つまり小沢派の勝利)、国策という点で私が少し関心を持っているのは、鳩山代表が電子版ニューヨーク・タイムズに書いた記事を本気で実行する気があるのかどうかです。
すなわち、アメリカ型市場主義と距離を取り、東アジア内の通貨統合や安全保障の枠組み作りへとシフトしていく、という記事内容(要するにEUの東アジア版みたいなものか)が本気なのかどうか。本気ならば安倍元首相が言っていたレジームがどうたらというタカ派気分だけのスローガンより遥かに画期的です。本気ならば私は鳩山氏を支持します。
むろん反対する人も多いでしょうが、とにかく日本国をどこに向けていくのかということについてはっきりした方向性を打ち出してほしいですね。その方向性の上に政策各論を画定・調整していく。そうすればはっきり「政権交代」と言えるでしょう。
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