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経済、金融アナリストの言論は、客観的な分析と見せて実は自己利益へと誘導する遂行性を狙っているものが多いようですね。学問性を纏った政治・社会運動と一緒で、自己利益のために都合のいいデータをピックアップして巧妙に組み立て、人々の経済行動を一定の方向に動かそうとする。素人にはカラクリが分からないから、ついそれに説得されて、彼らの狙い通りの政治行動、経済行動をとってしまう。
私なんかはドのつく素人だから、個々の分析の妥当性は判断できません。せいぜいできるのは、うまい話には乗らないように、という昔から言われていることを実行するだけ。
あとは、たとえば、株主が儲かって、その会社の労働者の給料は上がらないなんておかしい、というふうな体感を信じることくらいです。傾きかけて株価の下がった会社が大量リストラ(首切り)に踏み切ったら株価が持ち直す、といったことがよくありますが、どんなにもっともらしい理屈を並べられても、そういうリストラは支持しません。これは理屈ではなく体感です。
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