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普天間問題の5月決着が成らなかったら鳩山辞任、という声がかなりあるようですが、ほんとにそんなんでいいの?と思います。
この流れで鳩山政権が終わりとなったら、次の政権は同じ混乱を繰り返すことのないよう、従来の計画案を踏襲するということになるでしょう。まあ鳩山政権継続でも同じことになりそうな雲行きではありますが。
先月末でしたか、岡田外相がルース大使に従来の移転計画を大筋で了承する意向を示したというワシントンポストの報道がありました。岡田外相はそれを強く否定したから真相は分かりませんが、少なくともアメリカ側はそのように受け取ったのでしょう。
そしてつい先日、トヨタのレクサスの一車種を「購入してはいけない」と評した団体がその評価を撤回しました。普天間移設の従来計画案への収束傾向とともに、トヨタ問題も収束に向かいつつあります。めでたしめでたし?
アメリカの意向を汲んで、アメリカの言う「平和と秩序」を御旗に掲げ、沖縄を、徳之島を説得して歩く。なんという悲しい姿。いったいあなたは誰を、何国を代表しているのか?
いま こうして郷愁に誘われるまま
途方に暮れては
また一行づつ
この詩を綴るこのぼくを生んだ島
いまでは琉球とはその名ばかりのように
むかしの姿はひとつとしてとめるところもなく
島には島とおなじくらいの
舗装道路が這っているという
その舗装道路を歩いて
琉球よ
沖縄よ
こんどはどこへ行くというのだ
獏のこのうたが、琉球から日本列島に広がっていくような心持です。日本とはその名ばかりのように、むかしの姿はひとつとしてとめるところもなく…、日本よ、どこへ行くというのだ。
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