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このスレッドに書くのは変だけど、まあ細かいことは気にせずに…
今朝、NHK衛星でドイツZDFニュースを見ていたら日本−パラグアイ戦の結果を伝えていた。「決勝トーナメント中、最も弱いチーム同士の対戦で、盛り上がりに欠ける退屈な試合だった」だと。
ムカッとしたが、客観的にはそうだろうな、とも思う。
しかしそれでも希望の灯は残した。
岡田監督のトンチンカンな戦術で混乱しまくっていた日本代表チームは、大会前になってとうとう古典的な守備的戦術を選択せざるをえなくなったのだが、これによって各選手の役割が明確になり、各人が持っている力をそこそこ発揮できるようになった。それにより、この古臭い戦法でも、何とか一次リーグを突破できるだけの力を選手個々が備えていることが示されたのだ。
私は日本選手の能力をかなり高く評価している方だと思う。彼らの能力をうまく束ね生かせる指導者がいれば、今と同じメンバーでも、世界トップレベルとはいかぬまでも、今回のパラグアイ程度のチームには普通に勝てるチームが出来上がるだろう。試合後に中田ヒデ(嫌いだが)が言った「パラグアイは力を出し尽くしたが、日本は出し尽くしていない」というコメントは正しいと思う。もちろん、必死でやっていない、という意味ではない。今回の戦い方は、彼らの持てる能力を充分発揮できる戦法ではなかったということだ。
言ってみれば、本ワールドカップの日本代表の戦い方は、おかしくなったWindowsをやむなくセーフモードで立ち上げたようなもの。それでも、そこそこのパフォーマンスを示すことができた。ここに希望の灯を見てとって、もっと能力を発揮できる「日本的サッカー」を追求する指導者の現れんことを。
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