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不安を煽る人もいますが、低容量被曝は人体への影響がわからないイコール影響はない、と考えて良いと思います。
原発事故による人体への被害は、放射線被曝によるものよりも、不安による障害の方がはるかに大きい。
子どもは大人の不安を敏感に感じ取ります。
夏休みは北関東の高原の避暑地に行く予定の中、後からそこがホットスポット付近だと判明しました。中止にしようと言う人もいましたが、結局行きました。子どもが楽しみにしている旅行を取りやめ、その理由を説明することの方がいらぬ不安を植えつけ、悪影響を招くと判断しました。その避暑地には、今でも多くの人が住み生活しています。
がんは、将来ほとんどの人がかかることになると思います。それは、ほぼ放射線以外の原因によるものでしょう。日本人の死因の第1位は悪性新生物なのですから。
身内も含めて、今まで何人かがんの終末期の方を看取りましたが、亡くなるまでの時間がある程度わかるのは、本人にとっても家族にとっても良いことだと、どの時でも感じました。予期悲嘆しながら準備ができるのですから。血管系疾患の場合は、その猶予がないことも多くあります。がんは良い死に方が出来る可能性の高い疾患のひとつだと思います。
桃と言えば、よくスーパーで福島産の桃が通常価格の1/3程度で叩き売られています。とても新鮮で甘くて美味しい桃です。また、激安系の八百屋の野菜の最近のラインナップは、群馬産・茨城産・福島産ばかり。
自分が育てた作物を放射性廃棄物だと言われる生産者の苦しみはどんなものなのだろう、と価格破壊された野菜たちを見て想像します。
それでも結局、その安い野菜をありがたく買わせてもらいます。浮いたお金で外食でもして楽しい時間を過ごす方が、我が家にとってはメリットが大きい、と考えるからです。
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