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Josefさんへ
>私が言いたいのは文脈です。規制の緩和・強化、税率の引き上げ・引き
>下げ、料金の値上げ・値下げ、いずれも良し悪しは文脈次第です。
たぶん、タクシー料金値下げはデフレ下でOKでしょう。なぜなら、客が乗りたいと思う価格と運転手が乗せたいと思う価格が折り合う点に近づけるための値下げであり、総売り上げ=単価×客数は値下げしない場合より増えるでしょうから。で、よく値下げした後に「客数が減った」という統計が出たりしますが、だからといって値下げが悪いという証明ではありません。その状況下で価格を据え置いた時に客が減らないなんていう証明はだれにもできないのですから。
>「合成の誤謬」とかいうやつですかね。不況で経営が苦しくなると
>企業は賃金を抑える必要が出てくる。また不況下では仕事がなくなり、
>労働者は安くていいからとにかく仕事がほしい。従って、派遣労働を
>認めることは企業、労働者双方にとって合理的である。これがミクロ
>視点。
不況に追い立てられている労働者たちが無我夢中に認めて欲しいと考えるものと「全体」から見て望ましい労働市場の在り方は違うのだ、という視点ですが、そのように定立した視点というのはかなり危うくありませんか。ここで合理的と彼らが考えているのかその証拠はどこにもありませんよね。
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