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バジル二世さん、
>積極財政の效果を出すためには最低限クリアしないといけない條件があるやうに思はれます。
デフレが続く時は積極財政でしょう(公式的ですが)。
むろん不要な箱モノを作るなんてのは論外ですが、やりたいことは山ほどあるわけだから、何に使うかに困ることはないでしょう(使いたいことが多すぎて困ることはあるかもしれませんが)。震災復興はもちろんのこと、地震活動期に入ったと言われる国土の災害対策、再生可能エネルギーの研究・開発等々、やることは腐るほどあります。懸念するのは、積極財政と同時にTPPだの財政難を理由にした社会保障費カットだのを行うことで、こういうアクセルとブレーキを同時に踏むような政策は積極財政の効果を台無しにしてしまいます。
私がおおまかに描いているのは、将来への不安から支出を控えている中高年層(その貯蓄額は膨大だと言われています)が安心してお金を使えるような社会保障制度の設計とそれに見合う増税を行うこと(現在の「一体改革」は制度設計がゼロだから増税のデメリットばかりが出てくる)、そして積極財政によって投資を促し若年層を中心に雇用の促進をはかることです。後者については公務員を増やすのも有力な手段です。
福島原発の後処理には40年かかると言われていますが、作業員をどうするのかという問題が論じられていないように思います。嫌でも放射能を浴びるわけだから、若年層を曝すべきではない。国が中高年者を継続的につのり、必要な教育と安全対策を施した上で順番に活用していったらいいのではないかと思います。こういうのがきちんと制度化されたら希望する人は多いんじゃないですかね。私も退職したら行きます。
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