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遅蒔きながら明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
新政権誕生による小バブルで年が明けましたが、具体的な政策はこれからなので期待したいと思います。かなり心配ではありますが。
安倍政権の掲げる経済政策、
(1)金融(大胆な金融緩和)
(2)財政(公共事業などの大々的な財政出動)
(3)成長(構造改革、成長分野への資金投入)
のうち、(1)と(2)はなんで今までやらなかったのか不思議なくらい当たり前のことだから大いにやってほしいのですが、(3)で相も変わらず規制緩和だのグローバリズムだのの声が聞こえてきているから、全体として今以上に悪くなってしまう恐れがある。これが心配なところです。
総選挙の「日本を取り戻す」というスローガンとグローバリズムとは整合しません。理念として整合しないのはもちろんのこと、現実経済においてグローバリズムとは要するに賃下げのことだから、デフレを促進するだけです。これと(1)(2)を組み合わせれば人々の生活はますます苦しくなるだけでしょう。
教育改革(いい加減「改革」という言葉はやめてほしいのだが)においても、相変わらず「グローバル人材の育成」を謳っています。結局、ここ20年もの間続いた縮み志向と何が違うのか、よく見えません。
それでも期待するしかありません。冒頭に書いた通り、具体策はこれからです。批判しながら応援していきたいと思います。
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