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特定秘密保護法案とやらが可決されたのはもうしばらく前のことのようですが、どうしてちゃんと説明しないのかが不思議です。
そんなに難しいことではないと思います。従来法では何がまずかったのか、過去にどんな問題が起こり、現在どんな問題が起こりつつあるのか。秘密保護法案によってそれらの問題がどういう理屈で解消されうるのか。そういうことを具体的に説明すれば「なるほど、秘密保護法案のようなものが確かに必要だね」となるんじゃないかと思うのですが、無いですよね、そういう説明。
まさに「秘密」に関わることだから具体例を出すのが難しいというのであれば、現実ではないが現実にいかにもありそうな例を作って説明すればいいわけです。頭のいい官僚なら簡単だろうに。
ありきたりの話になりますが、集団的自衛権との絡みで先にこういうものを作っておかなければならなかったということなんでしょうかね。アメリカの機密情報は決して洩らしません、という覚悟を実行によって示す必要があったと。アメリカの要求だか日本政府がアメリカの要求と信じ込んでいるのだか分かりませんが。
それだったら説明しない(できない)のも分かります。情けない話です。
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