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>ラクシュンさん:
>>>問題の博士論文は、幹細胞の研究成果をめぐる疑惑を追跡している匿名のブロガーがネットに掲載したもので、その一部が米国立衛生研究所(NIH)のサイトの文章と酷似している。
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>外国のブロガーってこと?
小保方さんの博士論文(2011年、早稲田大学)を入手した匿名のブロガーが、その博士論文のPDFファイルをネットに掲載しました。その際、論文の前半部分(20数ページかな)がNIHのサイトの文章をほぼそのままコピペしたものであることを明らかにしたのです。
博士論文の表紙を含む前半部分がこれです。
ttp://stapcells.up.seesaa.net/image/Background.pdf
ところが昨日、「今ネットに出回っているのは最終版じゃなくて下書きですぅ」というメールが小保方さんからウォールストリートジャーナル宛てに送られてきたというニュースが流れました。本当にそんなメールを彼女が送ったのかどうかは分かりませんが、あまりに面白かったので昨日はふざけた投稿をしてしまいました。
ともあれこれは3年前の博士論文の話だから、今話題になっているネイチャー掲載のSTAP細胞論文とは別です。
>STAP細胞実在の可能性はどれ位なのか?
少なくとも小保方研究グループが作成したと主張するSTAP細胞は実在しないと判断するのが普通でしょう。研究論文は研究結果をその結果に至るプロセスとともに表現するものですから、論文が嘘であれば研究内容も嘘です。UFOの証拠写真が実は航空機だったことが判明すれば、少なくとも「その」UFOの実在性は否定されます。
しかし「その」UFOは虚偽だったとしてもUFOの実在可能性すべてが否定されるわけではないのと同様に、小保方グループのいうSTAP細胞が虚偽だったとしてもSTAP細胞(的なもの)がすべて否定されるわけではないでしょう。昨日理研が言った通り、その実在性は「白紙」となったということだと思います。
>日本(および韓国など)はまだまだコピペを容認する土壌があるということなのかな。状況が把握できない。
そういう土壌はないと信じていましたが、小保方さんのコピペについて「重要な箇所ではないからいいではないか」というような意見がネット上にけっこうあるのを見て、私の認識が誤っていたかも、と不安になりつつあります。日本人の倫理観はどうなっているのでしょう?
ともあれ、私の認識が誤っていないなら、小保方さんの博士号は取り消し、職は懲戒免職です。悪質性が極めて高いと思うからです。
ただし、私のような外野は簡単にそう言えますが、調査委員会が決定を下すまでには時間がかかるでしょう。いわば有罪判決を下すわけだから、どういう反論に対しても揺るがない証拠を揃えなければなりません。特にネイチャー論文の場合は共同執筆者がたくさんいるから、彼女の実質的な役割を明確にする必要があります。関係者の間で言うことが違っていたりすると相当難航する可能性もあります。疑わしいだけなら無罪とすべきですからね。
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