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>ラクシュンさん:
>しかし最近また、CDよりレコードの方が音がイイ、レコードの方が周波数帯域が広いからだ、みたいなことを聞きました。
>それってどこまで本気なの、もしかしたらノイズの音が好きなんじゃないの?って思いますけどね。私はCDを一枚も持っていないんですけど。
一定の条件では、レコードの方が音がいい、というケースがあります。
私自身が経験していることですが、古い音源で、もともとはレコードだったものが新たにCD化されて発売される、というケースです(名演とされるものに多い)。これはレコードの方が音がいいです。CDは雑音を消す際に音の角まで消されてしまうんです。そのため、雑音は少ないけどペラペラと薄っぺらい音になってしまいます。この違いはたぶん誰でも聞き分けられると思います。
そういう条件でなければ、CDの方が音がいいに決まってます。ただ、レコードとCDでは録音から盤を作るまでの工程が違うから、まったく同じ演奏から、直にレコードとCDの両方を作って発売したものが無くて、聞き比べることができないんですよね。
フィルムカメラとデジタルカメラではどちらの画質がいいか、というのもちょっと関心があります。従来はフィルムカメラの方がラティチュード(ダイナミックレンジ)が広い、つまり明暗の差を広く写せると言われていましたが、最近はデジカメも接近しているのではないかと思います。精細度では既にデジカメが上回っているようですが、やっかいなのが色の出方で、これは好みもあるから、プロカメラマンの間でも意見が分かれているようです。
私がよく見る山岳写真では、フィルムカメラの方が総合的にはまだ優れていると思うんですけどね。違いは何かというと、フィルムカメラで撮ったものの方が実在感があるんですよ。実在感――物理的に説明しないと説明にならないけど、私には説明できません。
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