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理研内の調査チームによってネイチャー論文についての新たな捏造が見つけられたということです。いろんなところで報道されていますが、とりあえずNHKから。
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140521/k10014624211000.html
>STAP細胞が万能性を持つ証拠として2種類の異なる細胞から作ったとしていた2枚の光るマウスの写真が実際には、2枚とも同じ種類の細胞を使って出来たマウスの写真だったとしています。
>また、STAP細胞の万能性を示すものとして異なる種類のマウスで撮影していたという2枚の写真が実際には、1匹のマウスの写真だったとしています。
この実験のキメラ作成は若山さんが行ったものです。「STAP細胞」とやらの万能性を示すために行われた実験が、本当のところ何の細胞だったのか、STAP細胞ではなかったということであれば、誰がすり替えたのか、やはりこのあたりがネイチャー論文不正のキモになると思います。
ところがこの調査結果について理研は「正式な調査をする予定はない」と言っているそうです。いちばん重要なところを調査しないということは、掘り返すとマズイものが出てくるということでしょう。
調査チーム(位置付けがよく分かりませんが、正規の調査委員会を補完すべく、論文を調査して、情報を調査委員会に上げるという役割を担う非正規のチームだと思います)によるこの情報がマスコミに出てきたということは、重要であるにもかかわらず理研当局が取り上げようとしないからリークした可能性が高い。
科学組織も大きくなると肝腎の「科学」より「政治」が大事になってしまうようです。若山さんの正直な言葉がほしいところです。
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