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>ラクシュンさん:
>自分で書きましたが、以前に調べたところによると「エディプスコンプレックス」という昔の人が書いた物語とフロイトとの関連がよく解りませんでしたね。どうせメタファー(便利な言葉)なんでしょうけど。
フロイトが、生育過程で起こる子(息子)の父に対する心理的葛藤を命名するにあたって、ギリシャ神話の「オイディプス」という、父を殺して母と結ばれる王の名を借りた、ということでしょう。エディプスはオイディプスのドイツ語名。
エディプス理論は「父」が強いユダヤ・キリスト教文化圏の産物という気がしますが、フロイトはそう取られることを見越して、キリスト教が入る前のギリシャ神話に取材し、自らの理論の普遍性をアピールしようとしたのかもしれません。
理論の正邪は別として、語り継がれた物語の中に人間もしくは人間集団(共同体)の意識されざる心理が顔を覗かせている、という見方は面白いと思っています。
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