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ラクシュンさん
>塩村議員の質問内容には「東京の女性は他の都市よりも晩婚、晩産」だから「サポート」をという流れになっていますね。
違います。「東京は都会であるがゆえに、周囲との関係が希薄」だから「相談サポート」が必要だと言っています。「晩婚・晩産」はその背景として挙げているに過ぎません。
塩村議員が問題提議しているのは、「女性が悩みをひとりで抱えてしまう」ことであって、「晩婚・晩産」でも「高齢出産や不妊治療」でもないことは、話を聞いてればわかるはずなのですが、聞いてないのか意図的なのか、ヤジは「結婚」に論点をずらしています。
また、「東京は都会であるがゆえに」という社会的要因に対して問題解決を図ろうとしていることに対し「自分が結婚すれば・・・」と個人的要因に還元している点も問題です。まぁ、晩婚や少子化だって、女性個人の自己決定を要因に求めても何も解決しないのですが。
以上の2点がヤジが下劣だと感じた理由です。
母親の孤立が虐待リスクにつながることは、先行研究でいくつも示されていて、保健行政においてはありふれた地域の潜在課題です。塩村議員の議題に何か言うことがあるとすれば、実際にすでに母親らへの相談業務は行政で行われているけれども、それが母親の孤立に対するサポートとしてはあまり機能しておらず、有効なハイリスクアプローチとなるには、別の手段を取るなり、現行の相談業務のあり方を変えていく必要があること等が挙げられると思います。
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