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ひとことでいうと英国伝統の議会制民主主義が機能していないというか…
国民に丸投げって感じに見てますよ
そもそもこういうレファレンダム(いわゆる国民投票)って、元はナチが乱発したものでしたでしょ
国論というのは時として極論に流れるわけでして、そうと知ってるからナチはレファレンダムを活用したわけですね
そのナチの戦禍を経て結成された統合欧州を、議会制民主主義発祥の地の英国がレファレンダムで去ろうとする
まさに歴史上の画期かもしれません
さて英国民の有権者の中でも高齢者ほど離脱派が多く若者ほど残留派が多かったそうです
解りやすい感情ではありませんか
高齢者が大英帝国の郷愁を心のどこかに保っていなかったとは言えますまい
若者が生まれ育った「欧州の英国」を維持したかったという、いわば若者の保守です
今回の僅差、年配者の復古主義が僅かに有利に働いたとすれば、しかしいずれ人生を退場する世代の意見によって若年層の希望が踏みにじられた一面が(あくまで一面ですよ)あると言えます
私はまだまだ紆余曲折があると思います
経済のことより、世界史の1ページとして英国の今後に注目しています
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