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スコットランド独立を問う住民投票が2014年に行われた時、私は独立派が勝つことを望んでいました。一時期は独立派が優勢と報じられていて期待したのですが、フタを開けてみると負け。やはり、いざとなると現状を一挙に変えるのは不安という気持ちになるのはやむをえなかったでしょう。
だから今回のイギリスも、結局は残留派が勝つのだろうと諦めていました。それだけに離脱派が勝ったのは嬉しかった。
今、スコットランドではもう一度住民選挙をという声が高まっているといいます。本来、何度もやるべきものではありませんが、イギリスがEU離脱となれば、もうイングランドにしがみついている必要はありません。前回住民投票とは前提条件が大きく変わったのだから、再度の住民投票となる可能性は十分あると思います。
私は平和も自由も人権も、少なくとも人並みには重視している人間だと思いますが、それだけに、そうした美名の下に自分ルールを他者に押し付けることには吐き気がします。スコットランドも、ウェールズも、カタルーニャも、はげしく飛んでチベットも、住民たちの多くが独立を望むなら(自分たちのことは自分たちで決めたいと願うなら)、応援したいと思います。
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