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>しゅうさん:
だいたい将棋でも囲碁でも強いのは10代、20代の若手で、高齢者がタイトルを多く保持している時期というのは停滞期とみなすことができるかもしれません。
羽生世代が出てきた90年前後(羽生20歳)から、上の世代で辛うじて対抗できたのは10歳程度上の谷川くらいで、その上の世代はほとんど一掃されました。しかし2000年以降も羽生世代の全盛がまだ続いたから、この時期は停滞期だった、と言えそうな気がします。
さすがに今は羽生世代も若手に勝てなくなりつつありますが、これとコンピュータがどの程度関係があるか。単に年寄りが衰えて若手が上に来るという、これまで何度も繰り返されてきた波が来ているだけかもしれません。
>名古屋出身の藤井は強豪との対局機会を得難い不利を、コンピュータ将棋との対局、ネット対局で補完したためか、指し手のソフトとの一致率が非常に高い特徴があるのだそうです。
なるほど。ここを読んで、関係ないけど昨年から今年にかけての三浦事件を思い出しました。三浦がカンニングを疑われた理由の一つがコンピュータソフトとの一致率の高さでした。その後の第三者委員会の調査で、棋士がソフトを使って事前研究をしている場合、実戦においてソフトとの一致率が高くなるケースは少なくないことが分かり、カンニング疑惑の根拠が一つ崩されたのでした。
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