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森友文書問題、文書の有無に関しては朝日新聞の大勝利でしたね。
その後の報道によると、会計検査院も大阪地検も、最初の決裁文書と改竄文書の両方を把握していたとのこと。すると、普通なら改竄は絶対外に漏れないように行われるはずなのに、意外と無防備に行われたことになります。ということは、財務当局は、会計検査院や地検からここを突かれることはない、という信憑をもっていたと推察できます。会計検査院も地検も大丈夫、ということは、これらを押さえられる存在、つまり強大な政治権力が背景にあったというストーリーが有力になります。実際、昨年の会計検査院の調査報告では、知っていたはずの文書の改竄についてまったく触れられませんでした。
明らかになった改竄の内容をざっとみると、100と書いてあるのを200に書き換えた、というようなデータ的改竄はありません。変えられたのは文書全体の性格です。安部総理夫人や日本会議関係の政治家等について書かれた部分を跡形もなく丁寧に削除することによって、最初の決裁文書がもっていた「政治案件」的性格を消去し、ただの「土地取引案件」文書へと性格改造を施したのです。
改竄には多くの役人が関わっています。誰が司令塔だったのか。総理も大臣も必死で責任逃れをはかっているから、直接追及しても何も出てこないでしょう。野党とジャーナリズムの力が試されています。慰安婦強制連行問題でデマを流し続けた朝日新聞、頑張れ!
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