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>「需要」「供給」ともに意味がよく判りません。
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>例へば土地資金の総量規制が銀行の担保価値を減じ長い不況に繋がったのはよく言はれますが、地権者の細かい土地を集めて開発業者に売る「地上げ屋」を需要側、供給側のいづれとしても、仰る市場の需給政策の問題の反例となります。
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>その様な事柄によってまだら模様の需要・供給の強弱の関係を、或いは刺激・制動の匙加減をどうして一括りに仰ることができるのでせう。
引用最終段落のみ真ですね。不動産需給は「総需要=総供給」とは意味が異なります。市況の弛緩、逼迫による下落や騰貴が直接にはGDP計算の構成数値とはなり得ないのは、付加価値ではないからです。
更には税制措置の影響下にありGDPへの貢献や減殺は捕捉が大変難しいです。つまり毎年について取得価格÷年数が固定費として、減価償却に従ふ形で上に建った工場の製造価格に跳ね返るのみでしかありません。
これは単に不動産取得費の費目が労賃や地代、原料費と全く異なるストック量だからで、フロー量、付加価値の和たるGDPに単純に加減できないと云ふことに他なりません。統計の成り立ち上両者は異質のものですね。
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