| |
ふと思ったのですが、私は永井さんの立場は相対主義の逆の立場のような気がするんですよ。
相対主義の解釈とか難しいことは抜きにして、あらゆる立場に対する肯定性によって否定性(論駁)を免れるというのが私の相対主義に対するイメージなのですが、永井さんの独在論は、あらゆる立場に対する否定性(or特殊性)を唱えることによって肯定性(普遍性)を免れようとしているといった感じです。
…そして思い出したのが、入不二基義氏の論文(『相対主義の極北』)を出版社に紹介したのが永井さんでした。何か通じるところがあるんだと思います。
素朴すぎますかね。
「人間は万物の尺度である。あるものについては、それがあるということの、あらぬものについては、それがあらぬということの。」
|
|