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今さらですが、オリンピック。
キムヨナの演技、見事でした。私が見た中では、女子フィギュアの歴史上ナンバーワンの選手です。
点数が出過ぎだという声も少なからずあるようで、確かにそうなんでしょうけど、「スポーツもどき」と「バレエ・ダンスもどき」を混ぜ合わせたような競技だから、もともと誰もが納得できる点数をつけるのは無理なのでしょう。採点者がついつい異常な点数をつけてしまう、そういう水準を抜いた演技を彼女はしたのだ、ということでいいんじゃないでしょうか。
浅田真央は、失敗した二つのジャンプさえ決まっていれば、「スポーツ性」の観点からはたぶんナンバーワンでした。それでも総合点では負けていたでしょうけど。今後はキムにできて浅田にできない3ルッツ+3をマスターしてほしいと思います。これに今回きれいに決めた単独3アクセルを加えればキムヨナに勝てる可能性があるし、それで負けたらプルシェンコのように説得力のある大口が叩けます。
ちなみに私の主観だらけの採点では、
≪金:キムヨナ、銀:浅田真央、銅:長洲未来、4位:レピスト、5位:鈴木明子、6位:その他大勢≫
です。
普段は見ない男子フィギュアもオリンピックだから見ました(上位選手だけ)。高橋大輔のフリーは『道』のニノ・ロータの曲でした。私はスポーツを見る時は常に分析的かつ冷静なのですが(ちょっとウソ)、この選曲ではそうはいきません。4回転の転倒は失敗ではなく、道を踏み外したザンパノのミメーシスに見えました。高橋の演技がメダルに値するものだったのかどうか、全然分かりません。誰がこんなずるい選曲、演技構成を考えたのでしょう。録画で繰り返し見て、もうキムも浅田も見飽きましたが、高橋の演技はまだ見飽きてません。
ラクシュンさんの好きなカーリング、これまで女子しか見たことなくて、「これ男女に分けなくてもいいんじゃない?」と思ってましたが、男子決勝戦のダイジェストを見てびっくりしました。パワー、スピード、全然違うのですね。
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