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>Josefさん:
>「女性差別」はフェミ子Aにとっては飯のタネ、フェミ子Bにとっては実存の支え、だからあっちにもこっちにも「女性差別」であってくれなきゃ困る。ドラマ中で「専業主婦」はこの種の「願われた女性差別」と同じ位置価を持って「主婦への理不尽を肯定」という倒錯へと至っている、…という感じですか。
男だけが兵士に「なれた」、社会的な地位や富などといったものを獲得するきっかけを「つかめた」時代というのがありました。しかし、彼らの向こうには、そういう男たちを求める女たちの視線があったのではないでしょうか。昔見た報道の特集番組で、ドイツの老女が「私たちはみんな、ナチスの兵士に憧れたものよ」と語っていたのが印象に残っています。
「差別」しているのは、「権力」を持っているのはどちらなのか、というのは立ち止まって考えるのに、意義のある問いだと思います。しかし、男女どちらかの一方だと簡単に答えを出し、硬直的にその答えを死守する人たちがいます。その問いに沈黙せずに、問われれば問われるほどに自分たちの主張を言い立てますね。そうした人々がどんなものを根拠にしているのか、何をなえがしろにしているのか、考えてしまいますね。
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