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さっき「女刑事みずき」(最終回)を見ました。このドラマも2、3回しか見てないし、始めから最後まで通して見たことは一度もありません(今回は最初の数分を見逃しただけ)が、これはこれでバランスがとれていると思いました。
#逆の立場から微妙にヒッカかるところがあるかも知れないけどここではそこまで拘らない。
それぞれの配役とその位置付けは、署長(野村ひろのぶ)がどちらかといえばダメ署長、主人公みずき(浅野ゆうこ)と何とかという刑事(小林ねんじ)が先輩後輩関係、みずきの母親(儀理?)が婦人警官、そして新人刑事(男)といったところです。主人公だからと言ってしまえばそれまでですが、男の署長が女のみずきの上に描かれることはまずなさそうな雰囲気で、先輩刑事(小林)はみずきをあたたかくサポートする立場といったところでしょう。
で、「さくら署」に戻りますが、わたしが(チラッと見て)感じる違和感というのはつまり、私にいわせれば、ドラマという枠組み全体が、女のワルは描かれないし女がクズの烙印を押されることがない等の、ある種のジェンダーのコードに支配されているわけですが、「さくら署」ではそのコードに従いながら中身が反ジェンダー(=フェミ)的なんですよ。私の気持ち悪さの根源はそこにあるんだと思います。それが本当の矛盾といえるかどうかなどという問題は、私にとってはどーでもいいことで。
ま断片的なデータが元になっているので私の単なる勘違いという可能性はもちろん十分にありますよ。
しかし私の「感じ」ということではそういうことですよ。
言い換えれば、「男」対「女」の構図だけで描かれている、といった印象です。
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