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>大型市場への地均しができます
聯想するのはEUと、それに關して最近話題のトルコです。最初に云っておくと、同國からの分離派であるクルド過激派を匿ふEU加盟北歐國のNATO入りを沮止するのは當然です。トルコのEU加盟の線が消えようとです。
何故なら假令這入れたところで、國の形が變ったり無くなったりしたら元も子もありませんから。さう云ふ一國の安全保障論を支持します。實際襲撃あるいは計劃した犯人らしく、政府は妥協すべきではありません。
一方で安全保障論を過剰に含んでゐるのが、南北朝鮮の言語政策です。民族アイデンティティ―がハングルに凝縮されるとし、それのみで書かせます。しかし「民族の文字」の無力さも雙方の抗爭が實證してゐます。
「大型市場」はさう云ふ現状に投げ掛けた提案です。正字への復歸が條件だから一顧だにされないだらうし、その條件を滿たさない日朝の一體化なんてのは逆に不安定要因になります。最惡煮え湯の飲まし合ひです。
更に西にある大陸の本場の國みたいに投資者を引き込んでから梯子を外して、自國の要求を呑ませる爲の人質にしかねませんから。明らかに自國民の相手國への無理解を利用してゐます。二の舞ひは注意すべきです。
書き言葉中の多國間で共有される文字が表意文字の場合、相互理解を増進するのは疑へません。お互ひの文化や價値觀をです。ハングルを讀んでもチンプンカンプンです。あちらにも漢字交じりの文章は同じでせう。
これが表音文字の場合であったら、相手を知ったり親近感を持ったりさせる效果は薄いかも知れません。好例がトルコとEU加盟各國です。同じラテン文字なのに、言葉が異質過ぎて双方解り合ふところがありません。
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