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> なぜなら「結婚」とは、男女が正式に夫婦になることだから。
はい、だからそのように、定義の段階で不平等な扱いを「当たり前」とするような制度が法的にある場合、それは実質的に不平等であると言うわけです。
もし「結婚」の定義が「男女が正式に夫婦になること」であってそれ以外に変化しようがないのであれば、そんなものは法的な制度として認めるべきではありません(私的あるいは文化的な儀式として祝うのは、もちろん自由です)。
仮に、これが「実質的に不平等」な例ではないとした場合、次の例を考えてください。仮に、日本の法律において「結婚」「婚姻」が廃止され、その代わりに「同性婚」だけが法的に認められた制度となったとします。これは実質的に「結婚」と同じものだけれど、同性どうしのカップルにしか認められないとします。そうなった場合、異性愛者のうちのどれだけが「これもまた不平等とは言えない」と受け入れることができるでしょうか? そうなった時「しかし同性婚というのは定義上同性どうしのカップルだけに成り立つものだから、異性愛がそのルールの範疇外であるのは当たり前」と言う人が、はたしてどれだけいるでしょうか。
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