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>純子さん:
>昔、戸川純が言っていた「003コンプレックス」っていうのもあったなあ。自分もサイボーグになって悪の組織と戦いたい、でもいざという時には009に守って欲しいみたいな。
ふふふ、しかし009(ジョー)の最高のパートナーは002(ジェット)なのですね。
http://www.aba.ne.jp/~riddr2/wbook/cyborg.htm
↑このサイトの作者も書いているとおり、私もこれが「最終回」だと思っていたのでした。だってあまりに印象的なエンディングでしたから(涙ウルウルした、この最後の場面のコマ、まぶたに焼き付いてます)。
ヤヲイ系漫画同人出身の女房に言わせると、こういうのが「エロい!」んだそうです。「女がゼッタイに入り込めない男どうしの…ズルいっ!あああっエロい!」ということだそうでつ。
>ていうか、「少女漫画」というジャンルが、すごい特殊なジャンル分けで、これは「女流作家」という言葉と比較してみてるとわかります。
ん…でもでつね、確かに男の作家で少女漫画家、女の作家で少年漫画家は珍しくないでしょうけど、それだと、
「少女マンガを描くのは女流作家、と決め付けていませんか?振り返ってみましょう」
…であって、やっぱ、
「少女マンガを読むのは女の子、と決め付けていませんか?振り返ってみましょう」
…とは別だと思うんですよ。女の子は少年漫画を好きに愉しむのに対して、男の子はそこまではないわけで。少女マンガが「すごい特殊なジャンル分け」として成り立っているのは、やっぱもっと根っこの部分があると思います。
>ほとんど掲載雑誌がどちらかでジャンルわけされているのが現状。これだけジェンダーフュージョンを起こしているのに、いまだに「少女漫画」「少年漫画」いうカテゴリーが強固に残存するところが、日本的というか……(^^)
書き手はジェンダーフュージョンしている面もあるにしても、読み手はどうでしょうか。逆に言うと、市場として確固とジャンル分けが成り立つくらいに、ニーズは分かれていると思います。ひとつには、小学生くらいだと、一部のマセガキは別として男子はやたらと女子を毛嫌いする(女子の好むものに背を向ける)傾向が、成長過程の一時期としてあります。
それと、そもそも少年漫画は「女の子が読んでも面白い」ことが多いわけでしょう。たとえば『スラムダンク』でなら、桜木なり三っちゃんなり登場人物の誰それに感情移入して、自己と同一化させるのが男の子の読み方だとすると、女の子はズバリ登場人物の男を他者として(異性として)憧れるわけですね。でも少女漫画を男の子が読んでても、登場する男キャラに感情移入できないことが圧倒的に多いからではないかな、と。
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