| |
>芥屋さん:
>macskaさんの反反ジェンフリは、丸山真男の反反共みたいなもんかな、とも思っていますけどね。丸山は積極的に共産主義を支持したつもりではなかったそうですが、彼にとって「共産主義は見えざるファッショを炙り出すものだ。だから、反共というのは炙り出されて出てきた純然たるファッショなので、僕は反共に反対する」とか何とか言ってたらしいです。あくまで容共と反反共とは自分の中では異なるものだったとか。
たまたま丸山真男を読んでいたところです(といっても、氏の著書ではなく、by水谷&苅部。ともに新書。ちくま&岩波)。
(”安保闘争”を導いたのは丸山でもあったのに、←…文化人集会で講演。その後、数万人のデモに)「現実政治の問題に引っ張られるのはもうかなわない、」と「回想談話」で言っているらすいのでした。
<blockquote>本人の自覚では、書斎にこもり専門の思想史研究にうちこみたいのに、知人から請われてやむをえず運動に参加したのが実状だったのである。(苅部直、岩波新書『丸山眞男』p7)</blockquote>
「…みたいなもんかな」と芥屋さんが思われたあたり、どことなく分かるやうな。
|
|