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http://principle.jp/bbs5/c-board.cgi?cmd=one;no=715;id=keya1984
↑私のこの意見に対するmacskaさんのレスについて論点ごとに分けてレスします。1つめは、
論点1:『個人の意識ではなく社会の制度を問題にしている、という主張の真偽』について。
>> 上記の文中、『「男らしさ」「女らしさ」の規範に従わない』とあるところを『旧来の男女別の固定的な人生設計に基づいた人生を選択しない(できない)』と置き替えるならば、同意です。
>その方がよりふさわしい、という主張ならわからないでもないですが、そう置き換えなければ同意できないとでも言うのでしょうか?
私が置き換えた語句でなければいけない(同意できない)とは思いません。しかし、「個々人の美意識とか内的な信条を問題にしているのではなくて、個々人の人生設計を大規模に規定している社会制度を問題にしているのだ」という主張が真であるならば、「男らしさ女らしさ」を問題に挙げるはずがありません。なぜなら、個々人の意識を離れた「らしさ」がありえるのかどうか、それを考えたらわかるはずです。
「男らしさ女らしさ」というのは美意識の範疇なのだから、あなたの先の文章だと、その美意識からくる問題を扱う文面であり、それでは平素の主張が空文化するのではないか、と指摘したわけです。すると、あのように書いても空文化には「なりません」として理由を書かれたが、
>「人生設計」に関わる部分だけでなく、「男らしくない男」「女らしくない女」はそれだけで職場などで不利な目にあっているとは思いませんか?
さぁ、恋愛では不利でしょうが職場では聞いたこともないです。しかし、仮に不利があったらどうなのです? 個々人の美意識の範疇からくる不利さが個別事例にあったとして、それが制度化されているんだと言えますか?そんな制度はありませんよ。したがって「社会の制度を問題にしているのであって個々人の意識など問題にはしていない」のであれば、ここでそういったことをジェンダーの制度問題として挙げることがおかしいではないですか。
>ここでわたしが言わんとしていることは「だからそれを全部なくせ」ということではなくて、
それはわかりますよ。仮に「男らしくない男」「女らしくない女」はそれだけで職場などで不利な目にあっているとしても、「だからそれを全部なくせ」ということではない、と。あんまりひどいこと(職場内イヂメや嫌がらせなどの際に「男らしくない/女らしくない」が重ねられるような場合)でもあれば、純子さんの言うように個別に理由を挙げて対処すべきなのに、ジェンダーの制度問題としてあげる必要を説く。これで、平素の主張が空文化するというより、確信犯として平素の主張は偽であったということですね。
>そうした不利さとは無縁な「ひな祭りの祝い方」と同列に並べることはできない、ということだけなんですけれど、それすら同意できないとでも?
だからそれを言ってきたのは私たちでしょう。あなたこそ、自分で場当たり的に言い放ったその論理に自分で同意できるの?主張していたことと矛盾しているじゃないかとのtpknさんの指摘が既に入ってますよ。
http://principle.jp/bbs5/c-board.cgi?cmd=one;no=738;id=keya1984
↑これを無視して話を進めているようですが、ほんと大嘘つきですね。しかも実は、私たちにとっては矛盾だけど、あなたにとっては矛盾じゃないんでしょ?それに気付いたので下の『尻に敷かれた雛祭り』に書きます。
>個々が自分の生き方としてどのような「らしさ」を追求しようと、あるいは同じような生き方を選ぶよう他者に呼びかけようと、それは自由です。しかし、社会のうちで特定の「らしさ」を生きる人たちが優遇されたり、あるいは差別されたりするのはおかしい。何ら矛盾しません。
>
>こんなことも分からないのですか?
表向きあなたはそのように主張してきましたよね。でも実態はというと・・・?
個々が自分の生き方としてどのような「らしさ」を追求しようとしまいと、あるいは同じような生き方を選ぶよう他者に呼びかけようと呼びかけまいと、それは自由です。しかし、男女共同参画社会と銘打たれた教育や啓発で、特定の男女観「男らしさ女らしさではなく」を生きる人たちが称揚されたり、「男らしさ女らしさに縛られないように」とか「男らしさ女らしさを押し付けないように」と指導されたりするのはおかしい。まったく「ジェンダーに中立な制度」になっていません。
こんなことも分からないのですか?
>> で、まさにこのような「個々人の意識」の問題化によってなされているのが男女共同参画社会政策の教育・啓発事業です。
>
>話をそらさないでください。
そらしているのはあなたです。「ジェンダーに中立な制度」を謳い、それを政府と国民の責務だと規定する国法や条例が、その掲げてある理念とは裏腹に「個々人の意識を問題化し、特定の男女観に有利に働きかける制度になっている」という指摘が、まさに雛祭り騒動に象徴される問題に直結するんだ。それが根拠ですよ。個々人の意識の持ちようの話なんかとっくに卒業しているんです。あなたこそ、この観点から話をそらすべきではありません。
>ひな祭りの話は無根拠でしたごめんなさいと全撤回するというのであれば、次の話題として行政の話をはじめても結構ですが、またきっちりと結論を出さないまま逃げられるのはごめんです。
次の話題じゃないだろ、はじめっから行政の話じゃないかペテン師が。で、あなたの言うその結論とは、「私の出した結論に従って主張を撤回せよ」ということじゃん。「この行政に関わる官民の文書は自分のように読まないといけない、そのように読めば無根拠な妄想だったとわかるはずなので全面撤回すべきだ、そうすれば行政の話として・・・」と。フェミナチも極まったりですな。
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