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>バジル2世さん:
>あることを實證しようとかの大目標を共有する、從つてそれに逆らふやうな行ひには出にくい集團の中で非常によく起こり得る問題に思へるのですが?
一般的にはその通りだと思います。
朝日新聞のサンゴ礁記事捏造事件を思い出します。サンゴ礁に刻まれた「K.Y」の文字(環境破壊行為)は記者の自作自演でした。捏造の背景には朝日新聞が力を入れていた環境問題キャンペーンがあったと言われています。わざわざ西表島まで出掛けた記者が「何かスクープを」と思った気持ちは理解できなくはありません。
あの事件では虚偽記事を書いた記者は懲戒解雇、上司たちも処分を受け、社長は辞任しました。
商業新聞と公的研究機関では違うところもあるでしょうが、基本的にはあのサンゴ礁事件と似た経過を辿ることになると思います。少なくとも理研理事長の野依さんは決着がついた段階で辞任するつもりでしょう。
まあ現段階では真相を明らかにすることが先決でしょう。まだ不明な点がたくさんあります。特に、小保方さんから若山さんに渡った「STAP細胞」が、別のマウス由来のものであったことに関して、若山さんは暗に「小保方さんから偽の細胞を渡された」ことを匂わせているし、小保方さんは暗に「渡した細胞を若山さんがすり替えた」ことを匂わせていて、責任のなすりつけ合いになっています。笹井さんは「分からない」としつつも、「偽の細胞だったら若山さんほどの人が見抜けないはずはない」というニュアンスで、暗に小保方さんをサポートしている、という構図になっています。
誰が何をしたのか。とりあえずそれがおおよそ分かってから、上層部の責任問題や事件の背景を考える方がいいだろうと思っています。
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