|
小保方事件は主に次の4つの角度から語られていると思います。
(1) 学問的・専門的角度
(2) 社会的角度(事件を生み出した社会的・制度的背景への関心)
(3) マスコミ論的角度(このマスコミの騒ぎ方ってどうなのよ的関心)
(4) ゴシップ的角度(人間関係のどろどろとか。割烹着もココ)
この4つのうち、事件の中核である(1)については、先日の調査委員会の発表によって急速に関心が薄れていると言えそうです。追実験をしようという研究者も最早いない様子。分からないながらも分かろうと無駄に努めてきた私のような素人野郎どもも、STAPなんかもうどうでもいいや、という感じでしょう。
すると残るは(2)(3)(4)です。
(2)と(3)は、これからもしばらくはいろんな人が総評論家状態で語り続けるでしょう。私も(2)について思うところはあるので、気が向いたらそのうちに。
(4)はこれから最もヒートアップが予想されるところです。これまでもゴシップネタはあったけど、推測に基づくものが多く、ネタ不足でした。近々小保方さんが会見をするという話なので、会見の内容次第ではありますが、ゴシップネタ満開状態になる可能性があります。そうなれば、小保方事件第2幕の幕が開きます。すると、そのことが(3)の関心にネタを提供することとなり、(3)な人たちは待ってましたとばかりに批判ができてウハウハ。
というわけで、私がいちばんいいと思うのは、小保方さんがちゃんと不正行為を認めることです。科学者人生が終わっても人生そのものが終わるわけじゃないし、新しい人生を開くためにはそれがいちばんいい。STAP細胞のニュースに希望の光が差し込むのを感じ、空しい期待となった今も、もしかしたら再現できるかも、という思いを捨てきれないでいるパーキンソン病患者たちのためにも、あれは嘘でした、とはっきり言った方がいい。
ありえないかな、と思いつつも、微かな期待を込めて。
|
|