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>ナナコさん:
>当初のあーいう演出に群がったのちに、その後ああいうことになって、
>一斉に袋叩きに転じたマスコミが気持ち悪かったなーあ。
ワタシ的に気持ち悪いのは何といっても「あーいう演出」ですね。
本来研究論文というのは成果を「世に問う」ものであって、問うた結果がどう出るかは時間がたたないと分からないものです。
フェルマー予想とかポアンカレ予想とか、数学上の大問題なんかては、「解決した!」という論文が出て、誤りであったことが分かる、その繰り返しでした。四色問題を解決した!という論文が出た時に、ジャーナリストの立花隆が早とちりして信じ込んでしまい恥をかいた、ということもありました。
STAP細胞論文だって同じこと。「こんなんできたぞ!」と言って成果を世に問うた段階にすぎず、本当に大発見なのかどうかはこれから検証していくものです。そのことを一番よく分かっているはずの頭脳集団・理研がですよ、まるで大発見であることが確定したかのように、マスコミを集めて大々的に発表した。これは明らかにおかしいです。いったいどこがどう狂ってこんな手順前後をやってしまったのか。それを考えると、とても気持ち悪いものを感じます。
この気持ち悪さは、小保方さんという盗用・捏造の常習者が。するするっと研究者の階段を上昇し、天下の理研の研究ユニットリーダーにまで登っていった、というところにも感じます。普通なら、もっとずっと早い段階で淘汰されていないとおかしい。あるはずのないもの、起こるはずのないことが、いきなりヌッと現れた、そんな不気味さを小保方事件に感じます。
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